ソ・ヨンミンとカン・ジヒョンは、キム・ジョンウの家に大量の写真を発見。中にはソ・ヨンミンの母の葬儀の写真もあり、キム・ジョンウが犯人だと確信を深めます。しかし、オ・ミギョンはキム・ジョンウの犯行を強く否定。そんな中、キム・ジョンウの隣人、キム・ヒヨンがソ・ヨンミンを家の中で見つけ、部屋に入るとオ・ミギョンの遺体を発見。冷静に警察に通報した結果、現場にいたソ・ヨンミンが殺人容疑で逮捕されてしまいます。
留置場に入れられたソ・ヨンミンを心配するカン・ジヒョンとナ・ソクジンたち。しかしソ・ヨンミンは落ち著いており、祖母には知らせないでほしいと頼みます。カン・ジヒョンの助けもあり、警察の取り調べを終えたソ・ヨンミン。オ・ミギョンの検死結果から、死後1週間以上経過していることが判明し、ソ・ヨンミンは釈放されます。
ソ・ヨンミンは、キム・ジョンウがオ・ミギョンだけでなく、自分の母とカン・ジヒョンの事件にも関わっているのではないかと疑い始めます。しかしキム・ジョンウは既に姿を消しており、警察に捜査を任せるしかありません。警察署で、ソ・ヨンミンとカン・ジヒョンは偶然ポスターを見て、カン・ヒョンスがカン・ジヒョンの父親だと知ります。父親の顔を覚えていないカン・ジヒョンにとって、これは大きな衝撃でした。
二人はカン・ヒョンスに会いに行きますが、カン・ヒョンスはソ・ヨンミンを信用しておらず、カン・ジヒョンが生きていることを伝えません。そのため、ソ・ヨンミンはカン・ジヒョンと永遠に別れる運命だと誤解してしまいます。
オ・ミギョンが残した手がかりから、ソ・ヨンミンとカン・ジヒョンはキム・ヒヨンの別荘を見つけますが、中はもぬけの殻。監視カメラで二人の様子を見ていたト・ギュジンは驚愕します。二人はキム・ヒヨンが事件に関わっている、そしてキム・ジョンウと共謀したのではないかと疑い始めます。しかし、キム・ジンスクの事件当時、キム・ジョンウはオ・ミギョンと一緒にいたため、アリバイがありました。
一方、イ・ウンスの母が急病で入院。ト・ギュジンは親切にも入院の手配をしますが、実はその隙にイ・ウンスの母を殺害します。葬儀場でイ・ウンスを慰めるト・ギュジンの笑顔をカン・ジヒョンが目撃し、すぐにソ・ヨンミンに知らせます。
ついに真相が明らかに。キム・ヒヨンと繋がっていた真犯人はト・ギュジンでした。彼は口封じのためにク・ボンジェを殺し、重要な証拠も奪っていました。ソ・ヨンミンとカン・ジヒョンは、真の敵はキム・ジョンウではなくト・ギュジンだと気づきます。
第9話の感想
第9話は怒涛の展開で、息つく暇もないほどでした。ソ・ヨンミンが殺人容疑で逮捕されるという衝撃的なシーンから始まり、真犯人を追う中で次々と新たな事実が明らかになっていく様子は、まさに手に汗握る展開でした。
特に印象的だったのは、ソ・ヨンミンが逮捕された際の冷静な対応です。祖母に心配をかけまいとする彼の優しさ、そしてカン・ジヒョンへの信頼が感じられ、胸を打たれました。また、カン・ジヒョンが父親の正体を知るシーンも、彼女の複雑な心情が伝わってきて、非常に切ない場面でした。
キム・ジョンウが犯人と思わせておいて、実はト・ギュジンが黒幕だったというどんでん返しには驚かされました。ト・ギュジンの巧妙な策略と冷酷な犯行は、見ている側にも恐怖を感じさせます。これまで様々な事件に関わってきた彼の真の目的は何なのか、今後の展開がますます気になります。
また、ソ・ヨンミンとカン・ジヒョンの関係性の変化にも注目です。互いに信頼し合い、支え合う二人の絆は、困難な状況の中でも希望を与えてくれます。しかし、カン・ヒョンスとの出会いが二人の関係にどのような影響を与えるのか、今後の展開が不安でもあります。
つづく