「怪異」全話あらすじネタバレ - 韓国サスペンスドラマ

ストーリー

韓国ドラマ『怪異』は、この世にあってはならない“鬼仏”に取り憑かれた人々と、前代未聞の怪奇事件を追う考古学者たちの物語です。

舞台は晋陽郡。郡守のクォン・ジョンスは町の活性化を図り、僧侶の反対を押し切って出土した古仏を市役所に展示します。しかし、この仏像こそが邪悪な霊に取り憑かれた“鬼仏”だったのです。鬼仏が出土すると同時に、晋陽郡には黒い雨が降り始め、住民たちは幻覚を見て凶暴化、互いに攻撃し始めます。町は地獄絵図と化し、多くの人が市役所へ避難します。

超常現象研究家の考古学者、チョン・ギフンは僧侶の依頼を受け、鬼仏の調査を開始します。元妻で天才的な模様解読家だったイ・スジンは、娘を亡くした悲しみから逃れるように晋陽郡で翻訳の仕事をしており、そこでチョン・ギフンと再会、共に怪異事件の真相を追います。

調査を進めるうちに、鬼仏は高麗末期に建立された天宝山寺で発掘されたもので、長い間悪霊に憑りつかれていたことが判明します。鬼仏の目は魔力を持っており、見つめた者は“最も恐れるもの、憎むもの”に関する恐怖の幻覚に囚われ、正気を失ってしまうのです。二人は鬼仏の影響を受けた住民や政府からの圧力、そしてクァク・ヨンジュをはじめとする妨害工作に立ち向かいながら、真相究明に奔走します。

郡守のクォン・ジョンスは町の繁栄を夢見て観光事業を計画していましたが、鬼仏の出現により混乱に巻き込まれます。派出所所長のハン・ソクヒは、息子のハン・ドギュンを救うため、必死に戦います。前科者のクァク・ヨンジュは、幼い頃のトラウマから誰をも信じず、かつての友人であるハン・ドギュンと敵対します。そんな中、罰として晋陽郡庁で奉仕活動をしていたハン・ドギュンだけは、純粋な心を失わずにいました。

ついにチョン・ギフンとイ・スジンたちは、鬼仏の災いを鎮める方法を見つけ出します。それは、鬼仏の目に蓋をし、梵字を書き込み、僧侶にお経を唱えてもらうことでした。しかし、解決に至るまでには大きな犠牲が伴いました。