波乱万丈の人生、ついに最終章へ…
ヤン食堂の大成功、海外旅行の夢、そしてグァンシクの病…。幸せと悲しみが交錯する中、グァンシクはエスンに見守られながら息を引き取る。エスンは悲しみを乗り越え、詩作を通して新たな人生を歩み始める。そして、彼女の本が出版され、グァンシクとの思い出が永遠のものとなる…。
ヤン食堂、大繁盛!そして忍び寄る影…
第16話は、ヤン食堂がかつてないほどの大繁盛を見せるところから始まります。苦労が報われたエスンとグァンシクは、初めて海外旅行を夢見るほどに。人生って、本当に何が起こるかわからないものですね…。
一方、クムミョンは子育てと仕事の両立に奮闘中。エスンは孫の面倒をよく見ていて、家族の温かい絆が描かれます。そんな中、クムミョンは両親の健康診断のために貯めていたお金を使うことを決意。エスンとグァンシクは初めて全身検査を受けることに。
明かされるグァンシクの抱える秘密
検査中、麻酔で朦朧とするグァンシクの口から、衝撃の事実が…。彼は長年、ドンミョンの死に対する深い罪悪感を抱えていたのです。「自分が防波堤を作っていれば…」と。
翌日、ドンミョンの墓前で、グァンシクはエスンに語りかけます。長年、エスンがドンミョンの墓参りに来るのを陰から見守っていたこと、でも隣に立つことができなかったこと、そして一人で泣いていたことを…。このシーン、涙なしには見られません…!
突然の宣告、そして訪れる別れ
そんな中、クムミョンからエスンに電話が。医者からグァンシクの再検査の要請があったとのこと。そして、告げられたのは、グァンシクが血液のがんであるという残酷な現実でした…。そこからは、治療に専念する日々が始まります。
ある夜、グァンシクはクムミョンに、エスンとの思い出を語り、そして「自分が死んだ後、母を一人にしないでくれ」と最後の願いを託します。
自宅に戻ったグァンシク。ウンミョンは、父のために新しい船と車を買ってあげたかったと涙ながらに告白します。回想シーンでは、ドンミョンの死後、家族が誕生日を祝うことを避けていたにもかかわらず、グァンシクがウンミョンを連れ出し、ジャージャー麺を食べさせていたことが描かれます。父の深い愛情が胸に迫ります…。
その後、クムミョンはオンライン教育プラットフォームの創設者としてテレビに出演。両親への感謝の言葉を述べます。グァンシクは最後の時を自宅で過ごし、入院。そして、エスンに「笑顔を見せてくれ」と最後の願いを伝え、彼女の笑顔に見守られながら息を引き取るのでした…。
エスンの新たな人生、そして…
グァンシクの死後、エスンは深い悲しみに暮れますが、詩作を通して悲しみを乗り越えようとします。そして数年後、彼女の本がついに完成。エスンは老人ホームで、元海女たちに読み書きを教えるボランティア活動を始めていました。
一方、クムミョンはエスンが住めるように両親の古い家を買い戻し、家族はそこでよく集まるようになります。そして、エスンの詩集が出版されたことが明らかに。その編集者は、なんとエスンの母親にそっくりな女性…。
物語は、エスンが再び人生の春を感じるところで幕を閉じます。彼女の本は、グァンシクとの大切な思い出への賛辞となったのでした。
最後に
「おつかれさま」第16話、いかがでしたでしょうか? まさに、涙なしには見られない、感動の最終回でしたね。人生の喜び、悲しみ、そして愛…様々な感情が詰まった、本当に素晴らしいドラマでした。