ドジュンは誰かにユジンを殺したことを責めるメッセージを送る。相手はドジュンを責めるなと返し、重要なのはチャン・ミホが鍵を握っていることだと伝える。ロッカーには何もなかったと二人は話す。チャン・ミホがロッカーを開けると、小さな破れた絵の一部が入っていた。ドジュンは相手に、二度とこんなことをすれば子供を狙うと警告する。チャン・ミホについて何も掴めていない探偵事務所にドジュンは怒りをぶつけ、チャン・ミホともう一人の人物についてあらゆる詳細を調べるよう指示する。
警察の尋問で、ドジュンはユジンが自傷行為をしようとしたのを止め、ユジンには鬱、不安障害、妄想があったと証言する。警察はユジンにそのような診断はされていないと仮論するが、ドジュンは診断がなければ病気ではないのかと問う。チャン・ミホは絵について調べるため幼稚園を訪れるが、休園日だった。
チャン・ミホは配送業者に荷物の問い合わせをし、箱の盗難届は出ておらず、誰かが間違えて持って行った可能性があると聞く。チャン・ミホは荷物がユジンの死亡日に届いていたこと、そしてその日ユジンの周りに誰かがいたに違いないと気付く。事務所に問い合わせるも情報は得られず、チャン・ミホは管理事務所に忍び込み、監視カメラの映像を確認する。そこにはジエの姿が映っており、チャン・ミホは恐怖に襲われる。
ドジュンはナヨンの夫に、いつまで取り調べを受けるのか尋ねる。ナヨンの夫は証拠がないため心配ないと安心させる。ナヨンの夫がドジュンとの会議から去ると、チョ・アラから電話がかかってくる。彼は電話を切り、チョ・アラの番号をブロックする。地下駐車場に著くと、チョ・アラが車に乗り込んでくる。チョ・アラはナヨンと離婚するよう迫るが、彼は現実を突きつける。ナヨンもチョ・アラも自分が必要としており、離婚するかどうかは自分が決めることだと伝える。ナヨンは夫の車に盗聴器を仕込んでおり、全ての会話を聞いていた。
警察はチャン・ミホに、新たな証拠が出てこない限り事件は棄却される可能性があると伝える。チャン・ミホは荷物とジエについて警察に話す。チャン・ミホはジエを訪ねるが、ジエはドアを開けない。ジョンアは誰かに夫の素行調査を依頼する。チャン・ミホはパンドラの箱の中のジエのフォルダを開けるべきか悩む。チャン・ミホはジエにランチに誘うメッセージを送る。チャン・ミホはジエの職場を訪れるが、ジエは不在だった。受付係がジエに電話し、ジエは来訪者の特徴を尋ねる。ジエはチャン・ミホだと気づき、職場から離れる。チャン・ミホは受付係からジエが2つの電話番号を持っていることを知る。USBを渡す取引のメッセージはジエのもう一つの番号から送られてきたのではないかと疑う。
チャン・ミホはジエを見つけ、二人はカフェで話す。ジエはチャン・ミホが自分を脅迫しに来たと思い込むが、チャン・ミホはフォルダの中身を見ていないと約束する。ジエはソウォンが養子であることを明かし、誰にも知られたくないと話す。チャン・ミホは荷物について尋ね、映像を見せる。ジエは映像には自分が映っているが、箱については何も知らないと答える。そして、その日エレベーターでスビンに会い、スビンがドジュンとの電話でユジンの名前を口にするのを聞いたとチャン・ミホに伝える。
チャン・ミホはスビンの連絡先を聞くためナヨンに電話する。ナヨンは結婚式に出席しており、間接的に花嫁に証言を求める。チャン・ミホはスビンに電話するが、スビンはまだ電話に出ていない。チャン・ミホはスビンの職場を訪ねるが、不在だった。チャン・ミホはスビンに会うようメッセージを残す。ヘジョンから会うよう電話がかかってくる。チャン・ミホが理由を尋ねると、ヘジョンは会った時に話すと言う。
ジョンアは刺青の男に会い、スビンの弱みを握るよう依頼する。男はスビンはクリーンで、徹底的に調べたと報告する。刺青の男はスビンに電話し、金を要求する。スビンが質問を始めると、男はスビンには刺激的な過去があると話す。また、ユジンの死前に何度も会っていた理由を尋ねる。スビンは怒り、ユジンとは何もないと叫ぶ。
ジョンアは車に乗り込み、男とスビンの会話を聞く。男はユジンとスビンが死ぬ前に何度も会っており、ユジンがスビンの弱みを握っていた可能性があると伝える。また、スビンはナヨンと結婚したのには下心があった可能性もあると話す。男はジョンシクがユジンとスビンを何度か目撃したとジョンアに伝える。ジョンアはユジンが死んだ日、スビンが長時間家を空けていたことを思い出す。
ヘジョンはチャン・ミホに金を持っているか尋ねる。情報を持っているが、口を開くには金が必要だと言う。ナヨンはスビンが自分と一緒にエレベーターに乗っているとチャン・ミホに伝え、18階で時間を稼ぐよう頼む。ヘジョンは第三者の関与についてチャン・ミホに話そうとするが、チャン・ミホは既に知っていると告げ、娘の死で金儲けをしようとしたヘジョンに怒る。ヘジョンはユジンの死の真相を知っているかとチャン・ミホを誘う。チャン・ミホは話を聞こうとするが、ヘジョンは自分の助けなしでは真相にたどり著けないと言う。チャン・ミホは苛立ち、立ち去る。
ヘジョンはドジュンに電話し、チャン・ミホが第三者の関与を知っていると伝える。ドジュンは、ヘジョンがチャン・ミホに諦めてほしくないようだと言い、捜査は終瞭したと伝える。チャン・ミホはスビンに荷物とユジンとの関係について問いただす。スビンはうっかりドジュンの名前を口にする。その時ジョンアが現れ、チャン・ミホにスビンに近づかないよう警告する。チャン・ミホはユジンが死んだ日、夫がどこにいたか知っているかとジョンアに尋ねるが、ジョンアは答えない。
ジョンアがスビンに居場所を問い詰め、スビンがジョンアに怒鳴る場面でエピソードは終わる。酔ったドジュンはナヨンの夫に、自分がユジンを刺したと告白する。
第12話 感想
「ハピネスバトル」第12話は、ますます複雑化する人間関係と深まる謎に息を呑む展開でした。ユジンの死の真相究明に執念を燃やすチャン・ミホは、ジエとの接触を通して新たな情報を掴みます。監視カメラの映像、謎の荷物、そしてスビンとの関係…断片的な情報が少しずつ繋がり始め、真相に近づいているように感じられますが、同時に新たな疑問も生まれます。
特に印象的なのは、チャン・ミホとジエのカフェでの会話です。ジエの隠された事情、ソウォンの養子縁組という事実は、この物語に更なる深みを与えています。ジエは本当に何も知らないのでしょうか?それとも何かを隠しているのでしょうか?彼女の揺れる表情からは、真相を掴むための重要な鍵が隠されているように感じます。
また、ドジュン、スビン、ジョンア、そしてヘジョン…それぞれの思惑が交錯し、物語は混沌としていきます。ドジュンの酔った勢いでの告白は真実なのでしょうか?それとも、何か別の意図があるのでしょうか?スビンとユジンの関係、ジョンアの不可解な行動、そしてヘジョンの金銭要求…それぞれのキャラクターの行動の裏に隠された真意を読み解くことが、この物語を楽しむ鍵となるでしょう。
そして、ラストシーンでのジョンアとスビンの対立は、今後の展開を暗示しているかのようです。ジョンアはスビンを守ろうとしているのか、それとも何かを恐れているのか?二人の関係性にも注目が集まります。
つづく