チャン・ミホが隠れている間に、ユジンは落ち著きを取り戻し、夫の世話をする。インターホンが鳴り、ユジンは夫に「他のママよ」と言って中にやると、チャン・ミホに「お金は返した、もう帰る」と告げられる。ユジンは「話がある」とチャン・ミホを引き止め、客を帰してから改めて話すことにする。
ユジンは体調が悪いと言ってチョンを追い返すも、チョンは床に落ちているお金に気付く。ナヨンに「帰るのか」と聞かれたチョンは、「具合が悪いって。仕方ないでしょ」と答え、他のママたちと共に帰る。ユジンはドアの陰でこの会話を聞いていた。
チャン・ミホに「なぜ帰らないのか」と聞かれたユジンは、「帰るわ」と言いながらお金を全て引き出しにしまう。「何に怯えているの?」というチャン・ミホの問いかけを無視して、二人はエレベーターへ向かう。エレベーターが開くと、そこにはジョンアが。「お粥でも…」と訪ねてきたジョンアは、客がいることに気付く。
ジョンアはチャン・ミホを見て「誰?」と尋ねる。チャン・ミホはイベントの話を持ち出し、「友達じゃない」と答える。ジョンアは「土曜日に仕事?」とさらに問い詰めると、チャン・ミホは「お互い都合がいい時間だから」と返す。ジョンアは二人を残して去る。
チャン・ミホは「あなたが問題なの?」とユジンに問う。ユジンは否定するが、チャン・ミホは「あなたは変わってない」と言い、ユジンは口止め料としてチャン・ミホにお金を渡そうとする。「あなたも同じでしょ」と仮論するユジンに、チャン・ミホは「私は失うものがもっと多い。学生時代のこと、他人に知られたくなければ黙っていろ」と言い残し、去っていく。
ユジンは何事もなかったかのように家族の元へ帰る。マンゴーの皮むきに苦労する夫を手伝いながら、「今日は写真撮らないの?」と聞かれ、「撮るわ」と子供たちと夫の写真を撮り、SNSに「今日はパパが担当。子供たちにご飯を食べさせるのに苦労してた」と投稿する。夫にからかわれたユジンは、「幸せなことばかり投稿するからフォロワーが増えるの。みんな、SNSで嫌なことは見たくないのよ」と語る。チャン・ミホはユジンへの対応が厳しすぎたかと自問する。
チャン・ミホの上司は、チャン・ミホとジンソプを呼び出し、写真撮影のアイデアについて話し合う。会長がチャン・ミホのアイデアを気に入り、翌日までに準備を整えるように指示を出す。昼食時、ジンソプは「ユジンに電話しようか? 何年も彼女のことを引きずっている」とチャン・ミホに尋ね、二人の関係を問うが、チャン・ミホは「黙って食べろ」と一蹴する。帰宅途中、チャン・ミホは母親から電話に出ないことを叱責され、毎日疲れていると愚痴をこぼされる。ユジンは車でチャン・ミホを尾行している。
ユジンはチョンから、他のママたちが自分の噂をしているというメッセージを受け取る。2年前のことを持ち出されないように、良い方法を考えてほしいとチョンに頼む。チョンの家では、夫たち全員に食事が振る舞われている。園長は全員に集まるように呼びかけ、発表会について話し合う。
ユジンはママたちに、自分がこの話し合いの場を設けたと言い、「ジユルは白雪姫の役を降りる。代わりに『赤い靴』の劇は中止して、ピーターパン、シンデレラ、ロビンフッドなど複数の劇を上演し、他の子供たちも主役を演じられるようにしましょう」と提案する。他のママたちは喜んで賛成する。
ユジンはジユルに「白雪姫の役を降りて、悲しくない?」と尋ねる。ジユルは「シンデレラとピーターパンも演じられるから大丈夫」と答える。ユジンは「舞台で一番輝けるようにしてあげる」と約束する。ユジンはチャン・ミホの職場に電話し、写真撮影について尋ねる。副会長がチャン・ミホとの撮影を決定したと聞き、ユジンは喜ぶ。
ユジンはパソコンで「パンドラの箱」というフォルダを開く。そこには、敵の情報が入っている。ナヨンと男性たちの写真、ジョンアとジエのフォルダにはさらに多くの写真や動画がある。「ソン・ジョンシク(ソ・ビョクジュン)」というフォルダには、2本の動画が入っている。最初の動画を開くと、叫び声が聞こえる。ユジンはイヤホンを差し込み、動画に見入る。
チャン・ミホはユジンに電話をかけるが、無視される。チャン・ミホはメッセージで、なぜ電話に出ないのか、チームリーダーに電話して写真撮影に同意したのに、なぜ連絡がないのかと尋ねる。メッセージを読んだら電話してほしいと伝える。ユジンはメッセージを読んで楽しむ。ナヨンと夫を見かけたユジン。ナヨンの夫は、ナヨンに服装を変えてくるように言う。ナヨンが去った後、夫とユジンは視線を交わす。
冬のイベントで、ユジンはジョンアの夫に仕事の調子を尋ねる。ジョンアは「彼は優秀なの。デトックスドリンクも持ってきたのよ」と割って入る。ユジンはSNSで宣伝をやめてほしい、夫を信用していないと思われる、と言う。ジョンアは「効果があるし、私が優秀だから宣伝してるのよ」と仮論するが、ユジンは無視して夫と話始める。
子供たちの発表会が始まる。ナヨンがショーを楽しんでいる間、ユジンはナヨンの写真を撮る。チョ・アラは観客席の誰かに「かっこよすぎてまた惚れちゃった」とメッセージを送る。「私もだよ、姫」と返信が来る。ナヨンの娘は「逃げる」という言葉が言えず、舞台上で泣き出す。
皆は大笑いする。ジエの子供が星型のステッキを持ってジユルの隣で演技を始め、ステッキを振ると、ジユルは怯えて転び、ジエに叩かないでと懇願する。ユジンは舞台に上がり、ジユルに大丈夫かと尋ねる。ジユルは母親に謝る。園長は休憩を宣言する。
ジエはユジンにジユルの様子を尋ねる。ユジンは「大丈夫。子供はミスをするもの。ソウォンのステッキに驚いたのでしょう」と答える。ジエは驚き、ユジンを追いかけて外に出ると、「ステッキはジユルに触れていない」と仮論する。ユジンは「謝罪は期待していなかったけど、まだ恨みを持っているなんて、ひどいことを言うのね」と失望を露わにする。
ジエは「ジユルのピーナッツアレルギーは嘘だった。今も嘘をついている」とユジンを追い詰める。「講堂には監視カメラがあり、多くの親が映像を撮っている。ソウォンがジユルに触れていない証拠はある」と言う。一人の母親が携帯電話で映像を見せようとするが、ユジンはそれを止め、「これは子供たちのイベント。大人の行動に気をつけましょう」と言う。ジエは「なぜ話をそらすの? 証拠がないからでしょ?」と問う。ユジンは家族と共に立ち去る。
自宅のエレベーターの中で、ユジンの夫はジユルに、なぜあんな仮応をしたのか尋ねる。ユジンは監視カメラを見て、「もう聞かないで」と言い、ジユルに「家に帰って好きな絵を描こう」と言う。家でジユルは、お姫様とレーシングカーの絵を描きたいと言うが、ユジンは先に木を描くように言う。
ユジンは美術療法の本を参照し、絵の描き方から性格や性質を読み解く。ジユルの絵から、彼女は内面に不満と無力感を抱えていることに気付く。また、ジユルの達成意欲は低いのかもしれないと考える。ユジンはジユルに、特定の方法で木の果実を描くように指示する。
ユジンは電話を受け、名前を確認せずに応答する。電話の相手はチャン・ミホだった。ユジンは、なぜ自分に最初に提案を持ってこなかったのかとチャン・ミホに尋ねる。チャン・ミホは詳細を送信済みで、子供たちと一緒に写真撮影をする予定だと伝える。ユジンは、子供たちが注目されるので撮影をためらっていると答える。
チャン・ミホは怒って「したくなければやらなくていい」と言うと、ユジンは「では、撮影は中止して上司に報告するわ。昇進がかかっているのでしょう?」と脅迫する。チャン・ミホは決定を保留し、決まったら連絡するように言う。
ユジンの夫は、ジユルの絵を見て驚き、慌てる。それは、誰かが誰かを叩いている絵だった。「パンドラの箱」フォルダに、ユジンは「チャン・ミホ」という新しいファイルを作成する。ユジンはチャン・ミホにメッセージを送り、写真撮影をすることに決めたと伝える。
チャン・ミホとチームは写真撮影の準備をしている。ユジンは子供たちに「チャン・ミホおばさんに挨拶して」と言う。ジユルは「おばさんはたくさんいる」と言うと、ユジンは「本当のおばさんよ」と返す。
つづく