事件現場となったユジンの自宅で、警察と鑑識が証拠を集めている場面から始まります。回想シーンでは、ユジンとチャン・ミホが子供の頃、両親の都合で一緒に暮らしていた様子が描かれ、幼いユジンを守るチャン・ミホの姿が垣間見えます。

ユジンの葬儀で、ハユルちゃんはチャン・ミホに人形の髪を結ってほしいと頼みますが、チャン・ミホはその結び方を知りません。ジユルちゃんは人形を捨て、母親しか知らない結び方だとハユルちゃんに言います。他の母親たちも葬儀に参列します。

母親たちのうちの一人が、チャン・ミホがユジンの妹であることを明かします。ユジンの義父は最近その事実を知り、葬儀の手伝いを頼んだとのことです。母親たちはジユルちゃんとハユルちゃんの将来について話し合います。ジョンアさんは、他の母親たちが葬儀の写真をSNSにアップロードするのを止めます。

ジエさんは葬儀に遅れて到著します。ジエさんとチャン・ミホは仕事で知り合いで、ジエさんはチャン・ミホがユジンの妹だと知って驚きます。チャン・ミホはジエさんにこの情報を秘密にしておくように頼み、ジエさんは同意します。ジエさんはチャン・ミホの気持ちを察し、犯人は必ず捕まると励まします。

ユジンの義父はチャン・ミホに、子供たちの父親が入院中で回復に時間がかかるため、数ヶ月間子供たちの面倒を見てほしいと頼みます。チャン・ミホは仕事があり、子供が好きではないと言って断ります。子供たちと祖父が喫茶店を出ると、ハユルちゃんはジユルちゃんに本当の叔母さんが自分たちを置いて行ったのか尋ね、ジユルちゃんは頷きます。

マーケティングチームのメッセンジャーグループでは、チャン・ミホがユジンを殺したのかどうか、刑事が何度も彼女に話を聞きに来ていることから、ジンソプさんに質問が殺到します。ジンソプさんは怒って、二人が姉妹であることを明かし、チャン・ミホについてのデマを広めないように警告します。

警察は犯人逮捕の手がかりが見つからず疲れ果て、チャン・ミホの自宅まで追いかけて更なる質問をします。チャン・ミホは、ユジンの敵を見つけたいなら他に行くように言います。警官は、ユジンが最後の電話で何を言ったか覚えているかと尋ねます。チャン・ミホは答えず、家に入ります。家でチャン・ミホは、ユジンが「削除して」と言った意味を解読しようとします。ユジンのSNSをスクロールしていくと、ナヨンさんがユジンの投稿に「家に3匹の蛇が住んでいる。1匹目は狂った母親、2匹目は父親の蛇」とコメントしているのを見つけます。チャン・ミホは、ナヨンさんとユジンの仲が悪かったのではないかと考えます。

翌日、ナヨンさんはジョンアさんに何か知らないことが起こっているのかと尋ね、ジョンアさんもナヨンさんに同じ質問をします。ユジンは、彼女たちの秘密が入ったパンドラの箱を突きつけます。ジョンアさんはナヨンさんに計画があると告げ、心配するなと慰めます。

ベビーシッターがジユルちゃんとハユルちゃんを学校に連れて行きます。ジョンアさんは子供たちとベビーシッターに、ユジンの名前で木を植えるのを手伝ってほしいと頼みます。ジョンアさんは、誰も見ていない隙に、苗木の植え穴にメモを落とします。

ジョンアさんはベビーシッターと二人きりで話したいと言います。ベビーシッターはジョンアさんとナヨンさんに、子供たちの祖父がすべてを管理していて、チャン・ミホは子供たちの世話を断ったため、自分が残業していることを伝えます。ジョンアさんは、自分の子供を見るベビーシッターがいるので、ジユルちゃんとハユルちゃんの世話もできると言います。ジョンアさんはベビーシッターにお金を与え、知り合いにベビーシッターが必要なので、自分の家の近くで働いてほしいと言います。

ジンソプさんはチャン・ミホについての噂が広まっているのを見て、同僚たちにそれは真実ではないと言います。チャン・ミホの上司はチャン・ミホと二人きりで話し、噂について尋ねますが、チャン・ミホは何も知りません。上司はチャン・ミホに、まだ消化していない有給休暇を使って、片付けていないことを整理するように言います。チャン・ミホは休暇を取ることを拒否します。ジンソプさんはチャン・ミホに、彼女がユジンの妹であることを言ったことを謝り、彼女が自分に失望しているかどうか尋ねますが、彼女は否定します。ユジンの義父はチャン・ミホに何度も電話をかけ、ついにチャン・ミホは電話に出ます。義父はチャン・ミホに、頼み事があるので至急会ってほしいと言います。

第3話 感想

「ハピネスバトル」第3話は、ユジンの死後、残された子供たちとチャン・ミホを中心に、複雑な人間関係とそれぞれの思惑が交錯する展開に目が離せませんでした。

特に印象的だったのは、チャン・ミホの変化です。当初は子供たちと距離を置いていましたが、子供たちの純粋な気持ちに触れ、徐々に心を開いていく様子が丁寧に描かれていました。葬儀のシーンでの戸惑いや、義父からの頼みを断る時の冷たさとは対照的に、水族館での子供たちを守る姿からは母性のようなものを感じ、彼女の心の変化に共感しました。

一方、他の母親たちの行動には疑問を感じざるを得ません。ユジンの死を悼むどころか、まるでチャン・ミホを犯人扱いするかのような言動や、保身のために子供たちを利用するジョンアさんの姿には嫌悪感を覚えました。彼女たちの行動の裏には、一体どんな秘密が隠されているのか、今後の展開が気になります。

また、ジユルちゃんとハユルちゃんの健気な姿も胸を締め付けました。母親を失った悲しみを抱えながらも、チャン・ミホに懐いていく様子は見ていて辛くも温かい気持ちになりました。子供たちの視点を通して描かれる物語は、より一層視聴者の感情を揺さぶります。

つづく