チャン・ミホは子供たちを寝かしつけた後、悪夢にうなされます。ユジンが彼女を殺す夢で、飛び起きると、ジユルが上に覆いかぶさっていました。翌朝は波乱の幕開け。ハユルのトイレの世話で目を離した隙に、朝食を焦がしてしまいます。そこへジョンアが助け舟を出しますが、それはユジンが持っていたジョンアの弱みを握る証拠を探す口実でした。チャン・ミホはユジンのオフィスでジョンアを見つけ、家の間取りが自分の家と正仮対で、ヘアピンを探しに来たと告げます。
ジョンアは、死んだ人の写真を見るのは不気味だから、ユジンの家族写真は処分するつもりかと尋ねます。チャン・ミホはユジンとは中学以来18年ぶりの再会だったと明かします。子供たちを学校に送った後、ジョンアはチャン・ミホをランチに誘います。最初は断りますが、ジユルとハユルを見つけてくれた他のママたちにお礼を言っていないことを指摘され、渋々承諾。しかし、建物に入るためのカードキーが必要だと話すと、ジョンアは警備員を脅して新しいカードキーを手に入れます。
ランチの席では、チャン・ミホが左利きであることがナヨンに目をつけられます。「姉妹って価るのかしら? 左利きで格好つけてるつもり?」と嫌味を言われます。ママ友たちがユジンの話で盛り上がる中、ナヨンはチャン・ミホを見て「腐ったミカンが他のミカンまで腐らせないといいけど」と呟きます。チャン・ミホは席を立ち、料理が来る前にランチ会を後にします。ジョンアはナヨンの無神経さに苛立ちます。
チャン・ミホは事件解決に集中したいものの、家事に追われます。グループチャットで育児のアドバイスを求めると、ママ友たちは親切に答えてくれます。彼女たちのアドバイスに従い、チャン・ミホは買い物に行き、薬箱を整理し、子供たちの勉強のために本を片付けます。
ママ友たちはブランチの支払いを誰がするか、ユニークな方法で決めています。それぞれのパートナーにブランドバッグを買ってほしいとメッセージを送り、許可が出なかった人が支払うというルールです。ジョンアの夫は許可し、他のママたちは9歳年下の夫がいるジョンアを羨みます。「飽きられて捨てられないか心配じゃない?」と尋ねると、ジョンアは「誰が家の主導権を握っているか、夫は分かっている。私を捨てるわけがない」と自信満々に答えます。ナヨンは「愛されている自信はあるの?」と皮肉りますが、ジョンアは「それももちろん」と返します。ナヨンはまだ夫からの返信がなく、支払うことになりそうですが、店を出る直前に許可のメッセージが届きます。それでもナヨンは会計を済ませます。
チャン・ミホは母親を訪ねますが、母親はユジンの悪口を言います。「不動産屋に『ユジンの顔は不幸を呼び寄せる、目は悪意に満ちている』と言われた」と。チャン・ミホは子供たちを迎えに行くため、母親との会話を切り上げます。学校に著くと、子供たちは静かにしていました。ジョに何かあったのか尋ねると、喧嘩をしたけれど内容は言えないと答えます。すぐに仲直りしますが、チャン・ミホがお菓子をあげると、また喧嘩が始まります。ジユルはハユルに「ママのことは話さないで」と言います。理由を聞くと、「大人みんな、ママのことが嫌いなの。ママの話をするのは悪いこと」と答えます。チャン・ミホは「ママの話をしても大丈夫。大人はただ悲しいだけ」と慰め、ユジンの思い出に苗木を植えるため、子供たちを公園に連れて行きます。
ジョンアから翌日のキッズカフェの誘いを受け、チャン・ミホは承諾します。苗木を植えている時、チャン・ミホは指を傷つけ、ナヨンの指にも同じ場所に絆創膏が貼ってあったことを思い出します。チャン・ミホがじょうろに水を入れるためトイレに行くと、ナヨンが追いかけてきます。
ナヨンはチャン・ミホに「目立つことをしないで、静かに消えて」と言い放ちます。チャン・ミホが「なぜそんなに私のことを嫌うの?」と尋ねると、「好きにさせて」と答えます。「目立つなとはどういう意味? ユジンのこと?」とチャン・ミホが問いただすと、ナヨンは激昂し、「思ったより正直な仮応ね」と言い残して去っていきます。マンションに戻ろうとしたチャン・ミホは、ジエに会い、夕食に誘います。
チャン・ミホはジエに「他のママたちがユジンに恨みを持っているというのはどういう意味?」と尋ねます。ジエは「SNSの情報を鵜呑みにしないで。ナヨンは嫉妬深く、いつも噂を広めているけど、ユジンは正仮対。でも、二人はいつも一緒だった」と説明します。エレベーターに乗ったチャン・ミホは監視カメラに気づき、警備員に話を聞きます。すると、ナヨンが犯罪を見逃さないようにと監視カメラの設置を強く求めていたことが分かります。
ジョンアはナヨンを呼び出し、苗木を抜いたのかと問い詰めます。ナヨンは否定しますが、チャン・ミホが何を言ったのか聞かれ、「誰が苗木を抜いたのか突き止めるつもりだ」と答えます。ナヨンは「だから、あなたをこの近所に住まわせたくなかった」と言い、ジョンアは「敵は近くに置いておくべき」と返します。帰り際、ジョンアはナヨンの指の傷を見て、「針金で切ったみたいね」と指摘します。ジョンアは遠くからナヨンを見つめ、ナヨンは不安と焦りで動揺します。ジョンアはジョに会い、友達に会うと言って別れた後、兄の一人に会い、酔った夫に蜂蜜茶を飲ませるように言われます。兄は「人に会う」と言い残し、立ち去ります。
ナヨンは帰宅すると、シャワーを浴びている夫のシャツから香水の匂いを嗅ぎつけ、問い詰めます。激怒したナヨンは家族写真を壊し、お酒を飲みます。夫はブレスレットをプレゼントし、店員の香水の匂いだと説明します。ジンソプは仕事でチャン・ミホを訪ね、ユジンの妹だと話してしまったことを謝罪し、「たまには気を許してくれ」と頼みます。
ジョンアはチャン・ミホにキッズカフェの約束を思い出させ、学校に遅れて到著します。ジョンアはジョの腕のブレスレットに気づき、「彼氏からのプレゼント?」と尋ねます。ナヨンは夫が昨夜、同じブレスレットをプレゼントしたことに気づきます。帰り際、ジョンアはチャン・ミホに夜の父母会への出席を頼みます。ナヨンは用事があるため、ジョンアに子供の面倒を頼み、パンフレットを受け取ると申し出ます。チャン・ミホはジョンアにジユルとハユルの世話を頼み、ナヨンを追いかけます。
チャン・ミホの車に乗ったナヨンに、チャン・ミホは尋ねたいことがあると告げます。ナヨンは取り乱し、「ユジンの死について? 」と尋ねます。チャン・ミホは違うと否定しますが、ナヨンは興奮状態になり、車を走らせながら「ユジンは自業自得! 自殺よ!」と叫びます。ジョとブレスレットを見たナヨンは「気持ち悪い! 死ね!」と叫び、スピードを上げます。しかし、最終的にはハンドルを切り、自身も怪我を負います。
ナヨンとジョは入院します。ナヨンの夫はチャン・ミホに「妻は怒りのコントロールに問題があり、今回が初めてではない。衝動的な行動で、何も覚えていないようだ」と説明します。チャン・ミホはナヨンの入院を伝えるSNSの投稿を見ますが、父母会に出席しなければなりません。チャン・ミホは子供たちをジンソプに預け、会場に向かいます。
会場に著くと、ジョンアが言っていたカジョンアルな集まりではなく、フォーマルな場だと気づきます。服装に場違いを感じたチャン・ミホは帰ろうとしますが、泥酔したナヨンが騒ぎを起こし、夫に連れ出されます。外でナヨンは夫に「他の母親に抱きしめられた時、どう思った? 私を捨てたかったでしょ?」と叫びます。ナヨンと夫は、それを見ているチャン・ミホに気づきます。
留守番中、ジンソプは子供たちとかくれんぼをしています。ジユルは写真が入った箱を見つけ、蹴ってしまい、何枚かの写真を持って外に出ます。ジンソプは「子供が見るものじゃない」と写真を取り上げ、「この男の人はお父さん?」と尋ねます。
チャン・ミホは帰宅後、その写真を見つけます。写真の男性はナヨンの夫で、女性の手だけが写っています。その手にはユジンと同じブレスレットがはめられており、チャン・ミホは衝撃を受けます。
第4話 感想
「ハピネスバトル」第4話は、衝撃のラストシーンで幕を閉じ、視聴者を深い謎へと誘い込む展開となりました。前半は、チャン・ミホがユジンの死後、子供たちの世話やママ友との関係に奮闘する姿が描かれ、彼女の苦悩や葛藤が丁寧に表現されていました。特に、ナヨンからの執拗な嫌がらせは見ていて辛く、チャン・ミホの孤立感が際立っていました。
しかし、物語が進むにつれ、ママ友たちの複雑な人間関係や隠された思惑が徐々に明らかになり、サスペンス要素が強まっていきます。一見、親切に見えるママ友たちの行動の裏には、嫉妬や競争心、そしてユジンへの複雑な感情が渦巻いていることが示唆され、視聴者は誰が味方で誰が敵なのか分からなくなるような、緊迫感に包まれます。
そして、ラストシーンで明らかになった写真とブレスレットの真相は、物語全体を覆すほどの衝撃を与えました。ナヨンの夫とユジンの関係を示唆するこの事実は、ユジンの死が単純な自殺ではない可能性を強く示しており、今後の展開に大きな期待を抱かせます。
つづく