コ・ギョムとムビは隣同士のため、しょっちゅう顔を合わせてしまいます。ムビにとっては迷惑な話ですが、コ・ギョムは逆に彼女を避けようとします。しかし、アメリカから帰国した幼馴染のウ・ジョンフと会うムビの姿を偶然見てしまいます。

一方、シジュンとジュアは映画館でばったり遭遇。二人の会話はすぐに口論になり、お互いに皮肉を言い合います。

その後、コ・ギョムは兄の引っ越し祝いのパーティーに参加しますが、ムビとの関係に悩んでいるだけで、解決策は見つかりません。

数日後、コ・ギョムはモ監督のインタビュー担当として現れ、監督を驚かせます。役者としてはパッとしなかったコ・ギョムが、意外にもインタビューの才能があると知り、モ監督は喜び、そして安堵します。

その頃、ムビはバーでジュアと出会います。酔っ払って、友達もいない二人は、偽名を使って生きている自分たちのプライベートな話を打ち明け合います。大げさな感じで連絡先を交換しますが、二度と会うことはないだろうと思い、すぐに削除します。しかし、運命は二人を再び引き合わせます。

夜遅く、ムビが帰宅する途中、コ・ギョムは遠くから彼女の後をつけます。しかし、ストーカーと間違えられ、警察署に連行されます。幸い、ムビが彼を見つけ、誤解を解きます。帰宅後、ムビはコ・ギョムに謝罪を求め、彼は説明なしに謝ります。

翌日、ムビとジュアは仕事で再会します。ジュアは、ムビが携わりたいと思っている脚本「メロディー」の脚本家だったのです。

しかし、物語はジュアの個人的な経験に基づいているため、彼女は躊躇します。デビューのためだけに個人的な話を売るべきではないとシジュンに言っていた過去の自分を思い出し、今の自分の偽善的な行動に葛藤します。それでもムビに説得され、ジュアは脚本の修正を始めます。

ムビは、近所でコ・ギョムの人気が高まっていることに苛立ちを感じ始めます。そして、会社で彼にインタビューされることになり、さらにイライラします。彼はムビのインタビュー担当だったのです。

インタビュー中、ムビはかつて映画を嫌っていたこと、今は仕事としてしか見ていないこと、映画作りが父親が言うほど重要ではないことを証明したいと思っていることを明かします。コ・ギョムは一緒に映画を見ようと誘いますが、ムビは断ります。

エピソードの最後は、ムビが帰宅した後、コ・ギョムが裏庭にプロジェクターを設置して映画を見始めます。ムビは、自分のバルコニーからですが、結局彼と一緒に映画を見ることになります。

第3話の感想

「恋するムービー」第3話は、ムビとコ・ギョムのぎこちない関係性がさらに複雑に描かれ、目が離せない展開でした。隣人同士でありながら、避けようとするコ・ギョムと、それにイライラするムビ。二人の間の緊張感は、見ているこちらにも伝わってくるようでした。特に、コ・ギョムがムビを尾行して警察に連れて行かれるシーンは、コミカルながらも、彼のムビへの想いが垣間見える印象的な場面でした。

一方、ジュアとムビの偶然の出会いも、今後の展開を予感させる重要なシーンでした。酔った勢いで本音を語り合い、偽名で生きているという共通点を持つ二人が、今後どのような関係を築いていくのか、非常に興味深いです。ジュアが脚本家として、ムビと仕事で関わっていくことになる展開も、物語に更なる深みを与えてくれそうです。

また、コ・ギョムが意外にもインタビューの才能を発揮するシーンは、彼の新たな一面を発見する良い機会となりました。役者としてはパッとしなかった彼が、他の分野で才能を開花させる可能性を示唆しており、今後の彼の活躍にも期待が高まります。

つづく