新たな仕事

前回、キム・ジョイ、グァンスン、ビリョンは漢陽での暮らしを立てる方法を思案していました。ついに才能を発揮し、ジョイとビリョンは服作りと占いを行うというポスターを貼り出し、多くの女性たちの関心を集めます。二人はグァンスンが計算した目標金額を達成するほど多くの客に対応しました。さらに、ジョイは多くの貴婦人の家を訪問し、そこでパク・スンと皇太子の死に関する噂や情報を耳にします。

二度目の別れ

一方、ジョイの母、ドクボンは娘に会うために漢陽に到著します。彼女は警備の厳しさから身分を隠して入城します。友人にジョイの世話をするよう頼み、その友人はジョイと仲間たちが住んでいる場所を教えます。遠くからジョイを守り、見守ってきたドクボンは、ジョイに近づき、抱きしめてもいいかと尋ねます。

ジョイは母に会って話したことで感極まり、ついに一緒にいられると喜びます。しかし、ドクボンは一緒に暮らすために来たのではないと強調します。ジョイは自立し、自分のために母がいることを忘れて生きていく必要があると説明します。その瞬間、ジョイは母に、ドクボンが関わっている火薬の違法取引のせいでこのようなことをしているのかと尋ねます。また、ジョイはすでにスンユルと帳簿について話しており、母の行動を正当化するものではないと告げます。

ジョイの必死で胸が張り裂けるような言葉にもかかわらず、ドクボンはそれについて何も明かしません。娘を守るために、彼女は再びジョイのもとを去り、ジョイの気持ちを無視します。ジョイは再び母に捨てられたにもかかわらず、母を守ろうと決意します。

腫れ物の医者

パク・スンと皇太子の死に関する情報をさらに探るため、ラ・イオンは密かに皇太子警護官と協力します。皇太子が亡くなった夜に仕えていた医者に関する情報は得られませんでしたが、皇太子が信頼していた侍医を見つけます。

パク・テソが腫れ物の医者を口封じしようとしていることを知ったラ・イオンは、すぐに医者を捜します。しかし、残念ながらテソが先に医者を発見し、皇太子を殺害するためのパク・スンとの契約書をどこに隠したかを白状させようと暴力を振るいます。

イオンが医者の家に到著した時には、部屋には遺体だけが残されていました。イオンはテソを捜索し、彼に追いつきます。そこで、テソの手首に皇太子にトリカブトを盛った医者と同じ傷跡があることに気づきます。

一方、パク・スンは自分が皇太子を殺したという噂で王を脅し、釈放させようと説得しようとします。

第11話 感想

第11話は、様々な感情が交錯する展開に息を呑みました。特にジョイと母のドクボンの再会と別れは、涙なしでは見られませんでした。ドクボンは娘を守るために冷酷な母親を演じ、ジョイはそんな母を理解しようとしながらも、悲しみを隠せない。二人の演技が素晴らしく、胸が締め付けられるようでした。火薬の違法取引という大きな秘密を抱えながら、それでもジョイを想うドクボンの複雑な心情が痛いほど伝わってきました。

一方、イオンの捜査は少しずつ核心に迫っているようで、緊迫感が増しています。パク・テソの悪辣な行動や、パク・スンの王への脅迫など、悪役たちの暗躍も目が離せません。侍医ではなく腫れ物の医者を探し出すという展開も、意外性があって面白かったです。イオンがテソの手首の傷に気付いたシーンは、今後の展開を予感させる重要な場面でした。

つづく