パク・スンは、イオンに逮捕され、罪を償うよう迫られますが、拒否し続け、命の危険に晒されるほどの争いに発展します。最後は捕らえられ、連行されます。
パク・スンは、実際には殺害されず、「湯煎の刑」という見せしめを受け、その後「幽霊」として扱われます。誰とも話すことを禁じられ、永遠に閉じ込められます。
パク・スンは、ド・スとテ・ソの秘密を知ることになります。幽閉されたパク・スンの元を訪れたド・スの母から、昔、二人の子供を取り替えたこと、テ・ソがパク・スンの本当の息子であることを告げられます。この事実を知り、パク・スンは発狂します。
パク・ド・スは、千裏の道を歩かされた後、誰とも話すことを許されない場所に軟禁されます。そこは茨に囲まれ、門は固く閉ざされています。
イオンは、事件解決後、辞職します。使用人たちと共に江華島へ行き、ジョイもまた友人たちと島へ向かいます。彼らはそこで餃子屋、仕立て屋、薬屋、巫女の家を開きます。
イオンは、料理人の夢を実現させます。使用人たちは両班の身分であるイオンが料理をすることに仮対しますが、結局イオンは餃子作りを始めます。餃子は大人気となり、多くの人々が彼らの店を訪れるようになります。
リュ・ドクボンは、カン・ハンギの銃を取り戻します。自分の過ちと、イオンに銃を見せなかったことを謝罪し、銃を銀と交換し、清に連れ去られた女性たちを連れ戻す計画を立てます。
また、イオンの提案で、ジョイを島の精神的指導者に任命します。
グァンスンはユクチルに求婚し、二人は結婚します。ユクチルは奴婢である自分が求婚すればグァンスンの身分が下がることを恐れ、躊躇していましたが、グァンスンの求婚を受け入れます。
グァンスンとユクチルが初夜を過ごした翌日、イオンは二人に結婚祝いとして奴婢の身分から解放する書類を用意します。こうして、二人の間の身分差の問題は解消されます。
イオンとジョイも結婚します。両班であるイオンは餃子を売ることができなかったため、夫人に嘘をついて島へ行ったことがバレてしまいます。
しかし、夫人は怒るどころか、二人を同じ部屋に寝かせようとしたり、結婚を勧めます。
その夜、イオンはジョイに求婚し、ジョイはそれを受け入れ、キスをします。二人は結婚しますが、相変わらず毎日口喧嘩をしています。
第15-16話の感想
『御史とジョイ~朝鮮捜査ショー~』もいよいよ最終話。15-16話は、これまでのコミカルな展開とは少し異なり、それぞれのキャラクターの行く末が丁寧に描かれていました。パク・スンへの処罰や、ド・スとの因縁の決著など、シリアスな場面もありましたが、全体的には温かい気持ちで締めくくられたと感じました。
特に印象的だったのは、イオンとジョイの関係性の変化です。事件解決を通して信頼関係を築いてきた二人が、ついに結ばれるシーンは、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。口喧嘩しながらも、お互いを深く理解し合っている様子が微笑ましく、理想的な夫婦像だと感じました。
また、脇を固めるキャラクターたちの活躍も見逃せません。グァンスンとユクチルの結婚、リュ・ドクボンの贖罪と新たな目標、そして使用人たちの温かいサポートなど、それぞれのキャラクターがそれぞれの幸せを掴む姿に感動しました。イオンが料理人になる夢を葉えるシーンも、コミカルながらも心温まる展開でした。
全体を通して、勧善懲悪の爽快感だけでなく、人々の成長や絆の深まりを感じられる、心温まるエンディングだったと思います。笑いあり、涙ありのストーリー展開で、最後まで飽きさせない作品でした。
つづく