義禁府へ護送される途中、パク・テソの一味に襲撃された御史一行。その隙に、キム・ジョイたちは他の奴婢と共に船で逃げようとします。チャ・マルチョンはこれを見逃さず、追跡を開始します。
一方、ビリョンはキム・ジョイの荷物の中から焼け焦げた帳簿を発見。祚怡は、亡き友人ポリの遺品だと説明しますが、グァンスンは何かを感じ、帳簿を詳しく調べます。すると、それはラ・イオンが探し求めていた重要な財務帳簿だったのです!三人は証拠を届けるため船から飛び降り、陸路でラ・イオンの元へ向かいますが、そこでチャ・マルチョンと鉢合わせてしまいます。
逃げる祚怡、ビリョン、グァンスン。偶然にも、帰路についていたクパルとユクチルに出会います。グァンスンに恋心を抱くユクチルは、失恋のショックから幻聴が聞こえたのかと勘違いしますが、実は本当に三人が助けを求めていたのです。追手が迫る中、四人は一緒に逃げ出します。
湖上で、戻ってきた祚怡たちを見つけたラ・イオンは驚きを隠せません。祚怡はためらうことなく湖に飛び込み、ラ・イオンの小さな筏へ。手に入れた帳簿を見せ、事情を説明します。筏を動かすため皆で綱を引きますが、状況を理解していないラ・イオンは綱を間違えて引き、叩かれてしまいます。さらに、またしても小刀で太い綱を切ろうとするラ・イオン。一同は呆れ、いつ切れるのかと心配します。
その後、ラ・イオンたちはチャ・マルチョンの手下を捕らえ、尋問。パク・テソが賄賂を受け取っている山寨の情報を掴みます。キム・ジョイの提案で、山寨へ乗り込むことに。グァンスンの情報によると、年に一度の祭りが開催されるため、一行はその機会を利用して潜入します。
しかし、パク・テソは既にラ・イオンの来訪を予測していました。ところが、ラ・イオンも策士。宮廷最強の精鋭部隊を連れてきており、パク・テソらを撃退することに成功します。
山寨には泊まる場所がなく、ラ・イオンとキム・ジョイを含む六人は一部屋で過ごすことになります。二人の寝床が隣同士だったため、気まずくなったキム・ジョイは外へ出ようとしますが、ラ・イオンは彼女の気持ちを察し、二人の間に棚を置いて境界線を作ります。
しかし、夜中に境界線を越えたのはキム・ジョイの方でした。ラ・イオンの枕元の水を飲もうと、寝ているか確認するふりをして近づき、水を手に取る際に彼の顔にキスをしてしまいます。ラ・イオンは、祚怡がキスしに来たと勘違いして唇を尖らせます。さらに、皆のために料理を作る際、ラ・イオンはキム・ジョイのためにこっそり特別な料理を用意するなど、優しさを見せます。二人の恋は芽生え始めたようです。今後の展開に期待が高まります。
第5-6話の感想
『御史とジョイ~朝鮮捜査ショー~』第5-6話は、ロマンス要素が大きく進展した回でした。コミカルなアクションシーンも健在で、笑いありドキドキありの展開に目が離せませんでした。
特に印象的だったのは、キム・ジョイとラ・イオンの距離が縮まったシーンです。これまで、事件解決に奔走する中で、互いに信頼関係を築いてきた二人。今回は、山寨での一件を通して、その関係性がより深まりました。キム・ジョイが水を飲もうとしてラ・イオンにうっかりキスしてしまうシーンは、思わずニヤけてしまうほど可愛らしかったです。ラ・イオンの勘違いっぷりも笑いを誘い、二人のぎこちないながらも心温まるやり取りに、今後の恋愛模様への期待が高まります。
また、アクションシーンも見応えがありました。パク・テソとの対決は、手に汗握る緊張感の中にも、ラ・イオンの機転と仲間たちの協力が見事に描かれていました。特に、宮廷最強の精鋭部隊の登場は、爽快感抜群!シリアスな場面でありながらも、コミカルな要素が散りばめられており、飽きさせない展開でした。
つづく