パク・テソ vs パク・ドス

山奥深くへと進むパク・ドスは、テソの鉱山を見つけられず苛立ちを募らせていた。そして、イオンのためにテソが仕掛けた罠を踏んでしまい、怒りは頂点に達する。

ドスはテソの隠れ家に乗り込み、密かに築いた銀山のことを問い詰める。言い争う中、テソとマルチョンは、ピリョンが御史の部下であることに気付く。

ドスは、テソとピリョンの正体が暴かれたことに激怒し、父パク・スンについてテソを罵倒し、暴力を振るう。

父の名を出されたテソはドスに仮撃し、乱闘が始まる。その隙にピリョンは逃げ出し、ジョイと遭遇する。

乱闘後、テソは大胆にも屋敷に戻り、父スンに自分の気持ちをぶつける。正直な気持ちと忠誠心を見せるテソだが、スンは彼の努力を認めず、見捨てる。

“復活”する御史

テソの鉱山へ向かう途中、道に迷ったイオンは野営地に戻り、助けを求める。しかし、ホン・ソッキの殺害容疑をかけられ、本物の御史だと信じてもらえない。

キム・ジョイとグァンスンは、再びオンの逮捕を知り、彼の身分を証明して牢獄から出す手助けをする。そして、テソの鉱山まで同行してくれる兵士たちを確保する。

鉱山に到著すると、テソ、マルチョン、ドスがピリョンを追いかけているのを目撃する。テソはためらうことなく飛び降り、仕掛けた爆薬に火をつける。

ジョイとイオンは急いでテソを捕まえ、火を消そうとする。しかし、火はあっという間に燃え広がり、爆薬が爆発。ジョイを助けたイオンは“死亡”する。

ジョイたちがオンの死を悼む中、オンの祖母は、孫に科挙を受けさせたことを悔やむ。彼女は、オンが科挙に合格しようと努力した理由を思い出す。

オンは、不正を働く役人たちを排除し、皇太子の死の真相を明らかにするために御史になろうとしたのだった。そして、都に戻ったオンは皆を驚かせる。

第8話 感想

第8話は、パク・テソの苦悩が深く描かれた、胸を締め付けられるエピソードでした。冷酷な仮面の下に隠された、父からの承認を求める息子の姿、弟への複雑な感情、そして自分自身の正義感との葛藤。悪役でありながらも、彼の苦しみは視聴者の共感を呼ぶのではないでしょうか。特に、父パク・スンとの対決シーンは、テソの抑圧された感情が爆発し、見ているこちらも苦しくなるほどでした。

一方、イオンは死を偽装するという大胆な行動に出ます。キム・ジョイやグァンスンとの連携プレー、そして爆発シーンの演出は見事でした。生死の境を彷徨うイオンの姿は、物語に緊張感を与え、今後の展開への期待を高めます。彼の真の目的、そして皇太子の死の真相が少しずつ明らかになっていく過程に、目が離せません。

また、ピリョンとジョイの再会も印象的でした。互いを思いやる二人の姿は、物語に温かさを添えています。今後、彼女たちがどのように事件に関わっていくのか、注目したいところです。

つづく