母と娘
ラ・イオンの死の悲劇の後、キム・ジョイ、グァンスン、ビリョンはジョイの母を探すため漢陽へ向かう。そこで母の知り合いである女性、トロクソンと出会い、母のもとへ案内してもらうことになる。
しかし、トロクソンの娘だと知ったその女は3人を倉庫に閉じ込め、人質にしてしまう。ちょうどその時、ジョイの母は火薬の代金を催促するために女を訪ねてきた。
女は金ではなく、人質のジョイを盾にトロクソンを脅迫する。計画はうまくいくかに見えたが、トロクソンは密輸した銃を隠し持っていることを明かし、仮撃に出る。
トロクソンは女と交渉し、3人を解放させることに成功する。ジョイを守ろうと冷静さを保とうとする母だったが、ジョイは母との再会に感極まる。しかしトロクソンは娘を突き放し、島から追い出すのだった。
ラ・イオンの初恋
爆発から生き延びたラ・イオンは、蝶の後を追って鉱山から脱出する。鉱山を出た後、パク・テソとパク・ドスが言い争う場面に遭遇する。
そこで得た情報から、イオンは“死んだ”ままでテソの家族を密かに捜査することを決意する。捜査を終え、報告書を漢陽へ提出する。
イオンの死を悼んでいたユクチルとクパルは、主君との再会に驚きを隠せない。2人の悲しみを知らないイオンは、ジョイとの思い出の場所へ向かう。
ちょうどその時、イオンの死と母のことを考えていたジョイが橋の上を歩いていた。彼女は目の前で微笑む男がイオンだと気づき、すぐに駆け寄り抱きしめる。
市場を散策しながら、ジョイとイオンは近況を語り合い、互いの気持ちを確認し合う。ユクチル、クパル、グァンスン、ビリョンもイオンと再会を果たす。
新たな敵
テソ一家を捜査する中で、イオンはテソとマルチョンに繋がる新たな人物を発見する。その女はジョイを捕らえた女であり、トロクソンの敵であるカン・ハンギでもある。
彼女は現在、コクドゥ訓練団という商団の長を務めている。今回のエピソードでは、彼女が違法な品物を密輸していること、そして不正役人の更なる情報を暴く手がかりとなることが明らかになった。
第9話の感想
第9話は、ロマンスとミステリーが絶妙に絡み合い、息つく暇もない展開でした。特にジョイとイオンの再会シーンは感動的で、互いの気持ちを確かめ合う姿に胸が締め付けられました。これまで死を偽り、孤独な捜査を続けてきたイオンの安堵と喜びが、オク・テギョンの繊細な演技を通して伝わってきました。キム・ヘユンも、母との複雑な関係に揺れ動くジョイの心情を見事に表現し、二人のケミストリーはますます深まっていると感じます。
また、ジョイの母トロクソンの登場により、物語は新たな局面を迎えます。ベ・ジョンオクの圧倒的な存在感と謎めいた雰囲気は、トロクソンというキャラクターの魅力を最大限に引き出していました。彼女とジョイ、そしてカン・ハンギとの関係性が今後どのように展開していくのか、非常に楽しみです。
一方、イオンの捜査も進展し、テソ一家と繋がる新たな敵の存在が明らかになりました。コクドゥ訓練団を率いるカン・ハンギの目的は何なのか、そして彼女が握る情報は物語の鍵を握っていることは間違いありません。次々と現れる新たな謎に、今後の展開から目が離せません。
つづく