投資詐欺事件の余波で幕を開ける第11話。警察がピープルズオフィスに家宅捜索に入る。CEOの主張が虚偽だっただけでなく、資金を持ち逃げする前にジユンの名前を使って投資を募っていたことが判明する。結果、ジユンは容疑者になってしまう。一方、この一件を全て仕組んだのはヘジンであることが明らかになる。
スキャンダルに関するニュース記事が広まり、ピープルズの契約は瞬く間にキャンセルされていく。これを受け、ジユンは調査が完瞭するまで社員に在宅勤務を指示する。
ウノはジユンの家に付き添うが、怒り狂った投資家たちが押しかけてきて事態は悪化する。ジユンを守るため、ウノは彼女を自分の家に連れて行く。そこでジユンは安らぎを見つけ、ビョルの子守唄を聞きながら眠りに落ちる。ジユンがウノの家にいる間、社員たちは危機を解決する方法を独自に見つけようと奔走し、ミエとウノは書店で協力して作業を進める。一方、ジユンはヘジンと会うが、この混乱を収拾するための助けを求めることを拒否する。
別の場所で、キム氏はチョンナムと会い、キャリアウェイがこのスキャンダルに関与していることを突き止める。同時に、ジユンは書店に集まっている社員たちを見つけ、解決策を模索し、ピープルズがどのように投資詐欺事件に巻き込まれたのかを調査している彼らの姿を見る。
一方、ジョンフンは父親にスキャンダルについて問いただすが、その結果、家から追い出されてしまう。それを知ったスヒョンは、彼に会う機会を得ようと学校を訪れる。彼女はそれとなく彼のためだけに来たことをほのめかし、ジョンフンは喜ぶ。
その後、ジョンフンの父親はジユンに最後通告をする。CEOを辞任すれば、新しい会社で社員の雇用を保証するというのだ。その会社とは、他でもないキャリアウェイだった。
ジレンマに陥ったジユンは、ウノと海辺へ小旅行に出て頭を整理しようとする。そこでウノは彼女にネックレスを贈り、ジユンはピープルズを守る戦いで自分が本当に一人ではなかったことに気付く。社員たちの揺るぎない献身を見て、彼女の決意は固まる。
翌日、ジユンは全社員をオフィスに集める。エピソードは、彼女がキャリアウェイのCEO辞任という衝撃的な発表をするところで終わる。
第11話の感想
第11話は、ジユンにとってまさに試練の連続でした。投資詐欺事件の容疑者となり、会社は窮地に立たされ、信頼していたヘジンの裏切りも明らかになるなど、精神的に追い詰められる描写が印象的でした。それでもなお、社員を守るために奔走する彼女の姿には心を打たれました。特に、ウノの家に身を寄せ、별の子守唄を聞きながら眠りに落ちるシーンは、彼女の抱える重圧と、その中で見つけた束の間の安らぎが表現されていて、胸が締め付けられました。
一方、社員たちのジユンに対する深い信頼と献身も強く感じられました。自主的に問題解決に動き、ジユンを支えようとする彼らの姿は、真のチームワークと言えるでしょう。ミエとウノが書店で協力するシーンも、二人の関係性の変化を感じさせ、今後の展開への期待を高めます。
つづく