解雇されたばかりのウノと娘のビョルは病院で、ビョルの治療が完瞭し、完全に回復したという嬉しい知らせを受けます。お祝いに、二人はソ・ミエの夫、ガンソクが経営する書店を訪れます。ガンソクとウノは旧友であることが明かされ、ビョルはガンソクをお祝いの夕食に誘います。
この夕食会で、ソ・ミエはウノと初めて出会います。優秀な秘書の資質について電話で話している最中、ミエはウノがまさにその全てを体現していることに気づきます。彼女はウノに秘書の仕事を提案し、給料50%アップとビョルと過ごす十分な時間を提示するという好条件で彼を口説きます。
こうして、ジユンが強く拒否するにも関わらず、ウノは翌日、彼女の秘書として働くことになります。自分の能力を証明しようと決意したウノは、ジユンの全てのプロジェクトを記憶し、アポイントメントを整理しますが、翌日、書類のホチキスの止め方が気に入らないと冷たい視線を向けられます。
一方、ジユンはクライアントのために人材を探し、チーム全体を構築するという任務を受けます。ここで、ジユンの以前の会社の先輩であるキム・ヘジンが登場します。彼女はジユンを陥れようと企んでいます。ヘジンはヤンさんが中国企業に移籍するよう説得した張本人でもあり、ジユンの仕事上の困難をさらに複雑にしています。
日が経つにつれ、ウノの人事に関する専門知識と積極的な姿勢は、職場の従業員の心を掴みます。徐々に、ジユンの職場はより整理され、機能的な環境へと変化していきます。それでも、ジユンはウノと働くことに抵抗し続け、彼に辞めるよう告げます。これに対し、ウノは以前、ヘッドハンターについて軽蔑的な発言をしたことを心から謝罪し、新しい役割と業界について真剣に学びたいという誠意を伝えます。そして、ジユンに自分の秘書としての仕事ぶりだけで判断してほしいと訴えます。徐々に、ウノはジユンの日々の業務をより効率的にサポートし始めます。
ここで、ジユンの過去が明らかになります。彼女は10代の頃、火事で父親を亡くしており、命日の近づくにつれ、彼女の精神状態は悪化していきます。ウノは彼女がちゃんと食事をとるように気を配りますが、ジユンは自分の生活に幹渉するなと激しく彼を非難します。
この頃、ジユンはクライアントから、推薦した人材が全員辞退したため契約を破棄するという衝撃的な電話を受けます。誰かが意図的に彼女の仕事を妨害しているという警告を受けます。問題に立ち向かう決意をしたジユンは、以前の会社を訪れ、ヘジンに妨害をやめるよう警告します。回想シーンで、ジユンは以前のCEOの死について、元同僚から非難されていたことが分かりますが、真相はまだ不明です。
過去のトラウマを思い出したジユンは意識を失い始めます。ウノは彼女を助けに駆け寄り、エピソードは感動的なエンディングを迎えます。
第2話 感想
第2話は、ウノがジユンの秘書として働き始め、二人の関係性が徐々に変化していく様子が丁寧に描かれていました。ウノの誠実さと仕事への情熱が、頑ななジユンの心を少しずつ溶かしていく過程に温かさを感じました。特に、ビョルとの温かい親子関係や、ガンソクとの友情がウノの人間性をより深く理解させてくれ、彼を応援したくなりました。
一方、ジユンは仕事で大きな困難に直面し、過去のトラウマにも苦しめられています。ヘジンの陰謀によって追い詰められていくジユンの姿は見ていて辛く、彼女の抱える孤独や苦悩が伝わってきました。ウノの支えによって、ジユンが少しずつ心を開いていくのか、今後の展開が楽しみです。
また、ウノがジユンの職場環境を改善していく様子は、見ていて爽快でした。彼の機転と行動力によって、オフィスが活気に満ちていく様子は、まさに「完璧な秘書」の真骨頂と言えるでしょう。ただ単に仕事ができるだけでなく、周囲の人々を巻き込み、良い影響を与えていくウノの姿は、理想の上司像と言えるかもしれません。
つづく