ジユンの夢に、父が他人を救おうとして命を落とした火事の記憶が蘇ります。うなされるジユンを、ウノは優しく見守り、夜通し手を握っていました。朝、二人は慌てて階下へ降り、ジユンはなんとかビョルに気づかれずに家を出ます。

一方、ジユンとウノが仕事を依頼した、独学で高級ブランド品の修理をマスターしたチョさんが、ピープルズにやって来ます。正式な教育は受けていないものの、技術を磨いてきた時間をジユンは高く評価し、チョさんを励まします。

その後、ジユンはミエと夕食を共にし、ウノの過去について詳しく聞きます。彼は大学卒業後すぐに結婚しましたが、ビョルが1歳の時に離婚。以来、娘の育児に専念し、前の会社では育児休暇を取得したことで退職に至ったというのです。

翌日、ピープルズ はクライアントから、チョさんの能力に疑問を呈されます。さらに、ロゴの些細な違いから、クライアントの会社が偽造バッグを販売したという疑惑が浮上。チョさんはそのバッグを綿密に調べ、本物だと自信を持って断言します。そして会社は公式声明を発表します。

一方、スヒョンの息子は、「片親家族」だとビョルと息子をからかった同級生と喧嘩になります。その後、ビョルは書店でジユンと会い、ジユンは自身もシングルファザーに育てられた経験を語り、ビョルとの絆を深めます。

その後、ビョルが行方不明になり、スヒョンはウノに連絡。ウノはすぐに会社を飛び出します。彼は病院でジユンとビョルを見つけます。ビョルは子猫を追いかけて軽い怪我をしていました。

ピープルズ では、専門家たちがバッグは偽物だと主張し続け、チョさんの信頼性と正式な資格の欠如が問題視され、状況は緊迫します。しかし、娘との話し合いで、娘は母の本当の情熱がブランド品の鑑定にあることに気づき、チョさんは頑張る力をもらいます。ついに、メーカーの公式鑑定でバッグは本物と証明され、チョさんの名誉は回復、ピープルズ での仕事も決まります。

その後、ジョンフンの父がキャリアウェイの投資家であることが明らかになり、ヘジンとのミーティングで物語は新たな局面を迎えます。

一日の終わりに、ジユンはジョンフンの「ウノはジユンにとってどんな存在なのか?」という質問を思い出します。その考えが頭から離れず、彼女はためらいながらもウノに電話をかけ、以前よく眠れたソファの情報を教えてほしいと頼みます。

翌日、ジユンはチョさんからもらったイベントチケットでウノと一緒に出かけることになり、洗練された装いで皆を驚かせます。エピソードは、待ち合わせ場所で二人が出会うシーンで終わり、二人の関係の重要な転換点を予感させます。

第6話の感想

第6話は、ジユンとウノの関係性が大きく進展する重要なエピソードでした。二人の間には、これまで秘書と上司という立場を超えた、特別な感情が芽生えていることが感じられます。特に、ジユンがウノの過去を知ることで、彼への理解を深め、より一層惹かれていく様子が丁寧に描かれていました。ウノもまた、ジユンに信頼を寄せ、心の支えとなっていることが見て取れます。

また、チョさんの物語も印象的でした。学歴ではなく、長年の経験と情熱で困難を乗り越える彼女の姿は、多くの視聴者に勇気を与えるのではないでしょうか。偽物疑惑のバッグを鑑定するシーンは、手に汗握る展開で、チョさんのプロフェッショナルな仕事ぶりが際立っていました。娘との感情的な会話も、彼女の仕事への情熱をより深く理解する上で重要なシーンでした。

ビョルの存在も、二人の関係に変化をもたらすキーパーソンとなっています。父親であるウノを大切に想う気持ち、そしてジユンへの信頼が、今後の展開にどう影響していくのか、注目したいところです。

つづく