「夫婦の世界」全話あらすじネタバレ - 韓国メロドラマ

ストーリー

コサン市で家庭医学専門医として働くチ・ソヌは、一見完璧な人生を送っていました。夫のイ・テオは映画監督、息子のイ・ジュニョンは素直で良い子、何不自由ない幸せな家庭でした。

しかし、夫のコートから見慣れないチェリー味のリップクリーム、マフラーに付着した自分のものではない髪の毛など、小さな綻びがチ・ソヌの心に疑念を植え付けます。そして、夫の誕生日に決定的な証拠を見つけます。車のトランクに隠されていたもう一台の携帯電話。画面には若い女性、ヨ・ダギョンの写真が表示されていました。夫の裏切りは紛れもない事実でした。

深く傷ついたチ・ソヌは復讐を決意し、夫を財産一切なしで追い出す計画を立てます。しかし、事態は彼女の想像以上に深刻でした。夫は既に財産を隠匿し、息子の保険にまで手をつけていたのです。息子の親権を得るため、チ・ソヌは苦渋の決断を下し、夫に暴力を振るわれているように見せかける自作自演の芝居を息子に見せつけます。その結果、親権を獲得し、イ・テオとの結婚生活に終止符を打ちました。

2年後、成功を収めたイ・テオはヨ・ダギョンと、2歳になる娘を連れてコサン市に戻ってきます。そして、チ・ソヌへの復讐を開始し、再び息子を巡る争いが始まります。一方、ヨ・ダギョンはイ・テオの隠された本性を知り、彼への気持ちが揺らぎ始めます。

最終的に、ヨ・ダギョンに捨てられ、困窮したイ・テオはチ・ソヌに一緒に暮らそうと懇願しますが拒絶されます。自暴自棄になった彼はトラックに飛び込み自殺を図ろうとしますが失敗に終わります。両親の壮絶な争いを目の当たりにした息子、イ・ジュニョンは精神的に不安定になり、遂には家出をしてしまいます。チ・ソヌは復讐への執着を捨て、息子がいつか戻ってくるのを待ちながら、自らの行動を省みるのでした。