テオは病院でソヌを見つけ、プロポーズし、愛と未来の家庭生活への憧憬を語りました。しかし現実は甘くなく、ダギョンの家に向かったテオは、ドアの暗証番号が変わっていることに気づきます。それでもなんとかダギョンに会い、彼女からどちらの女性を選ぶか決断を迫られます。

テオの母は病状が悪化し、病床でソヌの手を取り、息子と仲良く暮らすよう言い残します。テオはこっそりミョンスクと会い、ダギョンの問題を早く解決するよう助言されますが、二人の女性の間で選ぶことができないと答えます。帰宅後、テオはソヌのために夕食を用意しますが、朝の電話について聞かれると浮気を隠蔽します。

ソヌは弁護士事務所で離婚相談をし、夫の浮気を証明するには法的な証拠が必要だと告げられます。弁護士は本当に離婚したいのかと尋ねます。街を歩くソヌは迷い、大きなプレッシャーを感じます。一方、学校で両親の喧嘩の話しを聞いたジュニョンは、不安でいっぱいです。病院で抜糸をしたミン・ヒョンソは、困ったことがあれば連絡するようにとソヌを励まします。

書店でソヌは育児書を選んでいるダギョンに遭遇します。ダギョンは自信満々に、愛人がもうすぐ離婚して自分と一緒になると告げます。ソヌの困惑は深まります。イェリムは夫に、ソヌはテオの浮気に気づいているかもしれないと話します。

離婚への意思を固めるため、ソヌは弁護士に相談し、テオの財務情報を集めることの重要性を理解します。調査の結果、家の経済状況が非常に悪く、家が抵当に入っていること、息子の名前で保険を借りていることなどが判明し、ソヌは驚愕します。さらに、ダギョンのために多くの金が使われていることを知り、衝撃を受けます。

ソヌが家で物を探していると、ジュニョンは両親の離婚で転校したくないと訴えます。ソヌの迷いはさらに深まります。テオから残業で帰らないと連絡を受け、ソヌは会社に行って夫の浮気の証拠を盗撮しようとしますが、彼は真面目に仕事をしていました。

ソヌは姑に夫の浮気について知っているかどうかを問い詰めます。姑は子供のためにテオを許すよう説得しますが、ソヌは断固として拒否し、浮気を許すべきではないと主張します。その後まもなく姑は亡くなり、知らせを聞いたソヌは病院へ行き、悲しみに暮れるテオの姿を見ます。同時に、ダギョンはテオと連絡が取れず不安に苛まれます。

葬儀の間、ソヌはテオとヨ会長が親密にしている場面を目撃し、不快感を覚えます。そしてテオを探している途中、彼がダギョンとキスしているのを目撃してしまいます。この光景にソヌは完全に打ちのめされますが、どうすることもできません。ソヌの様子に気づいたジェヒョクは、同情します。

母の葬儀を終えたテオは家に帰り、ソヌを慰めようとしますが、拒絶されます。この時、ミン・ヒョンソはヨ・ダギョンの近所に引っ越し、二人はこの機会に知り合います。全ては新たな局面へと進み、登場人物たちの関係はより複雑になります。大きな試練に直面したソヌは、未来の道を決めなければなりません。そしてその決断は、全ての人々の人生に影響を与えることになるでしょう。

第3話 感想

第3話は、ソヌの苦悩と葛藤が深まる、息詰まる展開でした。夫・テオのプロポーズの裏で進行するダギョンとの関係、そして明らかになる深刻な家計状況。ダギョンの挑発的な態度や姑の死など、ソヌを取り巻く環境は悪化の一途を辿ります。

特に印象的なのは、ソヌが真実を知る度に揺れ動く心情の変化です。ダギョンからテオとの将来を聞かされ、弁護士に相談し、家計の状況を調べ、そしてついにテオとダギョンのキスを目撃する。一つ一つの出来事が彼女を追い詰め、精神的に追い込んでいく様子が痛々しく描かれています。

それでも、息子・ジュニョンの存在が彼女の支えとなっていることが感じられます。転校したくないというジュニョンの言葉は、ソヌの迷いをさらに深くしますが、同時に母としての強さも垣間見えました。

つづく