ダギョンと理事長夫人の後押しで、ついにソヌは女友会に加入。ダギョンはソヌを呼び出し、真意を問いただす。ソヌはテオに尾行されているため、警告の意味で加入したと明かし、夫の行動に気を付けてほしいと頼む。ダギョンは戸惑い、夫への理解が薄れているのを感じる。
帰宅途中、ダギョンとヒョジョンはソヌの女友会加入をめぐり激しく口論。互いの考えを理解できないまま、溝は深まる。一方、ユンギはソヌを夕食に誘い、テオへの疑いを和らげるよう助言。さらに、ソヌとジュニョンを守るため、ソヌの家に泊まることを提案する。しかし、同じレストランにテオとダギョンが現れ、4人は同席することに。ソヌとダギョンは落ち著いて食事をするが、テオはソヌとユンギの親密さに嫉妬し、ユンギに牽製するも逆にやり込められる。
落ち込んだテオは酒場でジェヒョクと遭遇。ジェヒョクは新しい恋人とデート中だった。2人は酒を酌み交わしながら不満をぶつけ合い、ついには喧嘩に発展。その後、冷静になったテオはジェヒョクに妻を大切にするよう忠告し、離婚の現実と子供を持つことを勧める。帰宅したジェヒョクは妻の献身に心を打たれ、子供を望むと告げる。イェリムは感動の涙を流す。
病院の会議で、ソヌは産婦人科の不妊治療の高成功率と比例して増加するクレーム率を指摘。ミョンスクはソヌの批判に仮発し、ジュニョンのカウンセリングについて詰問する。かつての親友同士の間に、もはや情はない。テオは院長にソヌの副院長解任が遅れている理由を尋ねる。院長はヨ会長と直接会うと答え、態度を変えたのはソヌから寄付金獲得の約束とテオを当てにするなと釘を刺されたためだった。
テオはソヌにコサンの退去を迫る。ソヌは監視カメラの映像から得た写真を突きつけ、インギュを唆したのはテオかと問う。テオは慌ててインギュにソヌに接触しないよう指示。ダギョンはイェリムと会い、今後の良好な関係を望み、ソヌの女友会加入の理由を尋ねる。イェリムは「自分より夫のテオの方が嫌」と答え、ダギョンのテオへの疑念は深まる。
ソヌは院長とヨ会長との面会に向かう途中、ジュニョンの写真と鳥の血痕が付いた小包を受け取り、不安に駆られる。テオも同じ写真を受け取り、ジュニョンの身を案じる。警察が発見したジュニョンは、騒ぎに不満げ。そこにインギュが現れ、ソヌはさらに動揺する。
ヨ会長は病院への寄付に感謝しつつ、ミョンスクを副院長に不適格と判断。ユンギを推薦し、院長を驚かせる。ソヌはジュニョンと話し合おうとするが、ジュニョンは仮発。ユンギがジュニョンを落ち著かせる。ユンギはソヌに仕事の量を減らし、ジュニョンと過ごす時間を増やすよう助言するが、ソヌは息子のために良い暮らしを諦められない。
最後に、ソヌはヒョンソにインギュの出所と脅迫を伝え、注意を促す。しかし、ヒョンソは既にインギュと再会し、やり直すつもりだと告げる。テオはインギュにジュニョンに近づかないよう警告するが、インギュはテオの評判を盾に取引をやめない。帰宅したダギョンは、ジュニョンのことで外出していたと説明するテオの言葉を信じている様子。
第9話の感想
第9話は、主要人物たちの複雑な感情と人間関係がさらに深く描かれ、今後の展開への期待が高まるエピソードでした。ソヌは女友会への加入という大胆な行動でテオへの牽製を試みますが、それは同時にダギョンとの新たな火種となる予感も漂います。ダギョンは夫への不信感を募らせながらも、表面上は平静を装い、その心の内は計り知れません。
ソヌとユンギの親密な様子は、テオの嫉妬心を煽り、二人の対立はさらに激化していくでしょう。一方、ジェヒョクとイェリムの夫婦関係には、テオの助言がきっかけで変化の兆しが見えます。子供を持つという決断は、二人の未来にどのような影響を与えるのでしょうか。
そして、物語の鍵を握ると思われるインギュの出所。ソヌとテオそれぞれに送られたジュニョンの写真は、不穏な空気を漂わせます。インギュの真の目的は何なのか、そして、ソヌとテオ、ジュニョンの運命はいかに?今後の展開から目が離せません。それぞれの思惑が交錯し、緊張感が高まる第9話でした。
つづく