飛行機が軍事基地に墜落しそうになるも、間一髪で回避し道路に激突。一方、ヨンジュはフロントガラスを突き破ってきた男に驚き、悲鳴を上げる。首に刺さった眼球を袋に入れ、ジンウクに男を引き出すのを手伝ってと頼むが、ジンウクは保険会社への電話を優先する。呆れたヨンジュは、近くにいた有名人アレックスに助けを求める。アレックスは人々の注目を浴びながら、仕方なく手伝う。男を引き出すが、傷はあるのに血が出ない。アレックスが心臓マッサージを試みるも肋骨を折ってしまい、周囲から非難される。
ホテルでは、ジェユンとインホがエレベーターで降りる途中、伝説の支配人アーロン・パークに遭遇し、エレベーターの使用を再び警告される。会話中、エレベーターが停止し、再開後、扉が開くとそこは血まみれの阿鼻叫喚の地獄絵図。怪我を負った男が助けを求めてエレベーターに乗り込み、息絶える。3人が階に足を踏み入れると、負傷し、身体がバラバラになった人々が痙攣し、他の人々はパニックで逃げ惑う。もはや人間ではない、ゾンビだと気付く。アーロンがゾンビに襲われ、ジェユンとインホはヨンジュからもらったライターとアルコールでゾンビを燃やし、彼を救う。
ヨンジュは、運転手の頭が窓に挟まったトラックがジンウクの車に突っ込んでくるのを目撃し、アレックスと共に必死にジンウクに脱出を促す。恐怖で失禁したジンウクは、間一髪で脱出。トラックは車に激突し、店に突っ込む。街中がパニックに陥り、非常警報が鳴り響き、戒厳令が発令される。ホテルでは、ジェユンとインホは基地に戻ることを決意。アーロンはホテルの警備隊を探すため残る。
ヨンジュ、ジンウク、アレックスはゾンビから逃げる。ヨンジュは美容院に逃げ込み、母親に電話で無事を伝える。母親に家の中にいるように伝え、基地に向かうと伝える。ジンウクはゴルフクラブに忍び込み著替えようとするが、隠れていた男にロレックスを狙われ襲われる。ヨンジュと店主が駆けつけ、男を追い払う。ジンウクは警察に行くと言い、ヨンジュは同行することに。
基地では、ジェユンとインホが消毒液を火炎放射器代わりに使おうと倉庫を探すと、オ・スジョンに遭遇。彼女はインホをゾンビと間違え攻撃する。誤解が解けた後、彼らは消毒液とスクレーパーをカートに詰め、階上に戻る。ゾンビに遭遇し、ジェユンは消毒液をかけ火をつけるが、ゾンビは倒れない。インホがスクレーパーで頭を突き刺し、ゾンビはようやく倒れ、驚愕するスジョンの上に覆いかぶさる。
上官たちはジェユンとインホの不在を心配し、二人の兵士を階下に送る。ジェユン、インホ、スジョンが階上に戻ろうとした時、ゾンビの気配を感じ逃げる準備をする。しかし、ジェユンに電話を貸したホテルのシェフが、ゾンビの群れからガラスのドアを守っているのを発見する。インホとスジョンは助けに向かい、ジェユンは脱出方法を探しながら、ひび割れ始めたガラスのドアを見つめる。
第2話感想
「ニュートピア」第2話は、まさに混沌の幕開けと言える衝撃的な展開でした。前話の飛行機墜落の危機から始まり、街中に広がる不可解な事態、そしてついに現れたゾンビ。息つく暇もないほどの怒涛の展開に、画面に釘付けになりました。
特に印象的だったのは、登場人物たちのそれぞれの仮応です。極限状態の中で、冷静さを保とうとする者、パニックに陥る者、自己中心的な行動をとる者など、人間模様がリアルに描かれていました。ジンウクの滑稽ともとれる行動には呆れながらも、恐怖に直面した人間の弱さを感じさせられました。
つづく