第1話は、ナオンとXU BeautyのCEOとのミーティングの場面から始まります。ナオンの同僚がわざと事前に連絡を入れなかったため、彼女はミーティングに45分も遅刻してしまいます。
CEOはナオンの遅刻に苛立ちますが、彼女はわずか3分でマーケティングプランを説明し、リブランディングの専門知識でCEOの心を掴みます。さらに、彼女は前科のある芸能人のクライアントに連絡を取り、クライアントの信頼の厚さを示します。彼はすぐに彼女に会いに来ます。ナオンのマーケティングの腕のおかげで、クライアントの評判は回復したことが分かります。その後、CEOは契約の最終決定のために彼女と散歩に出かけます。
CEOは古い靴工場を改装して事業を立ち上げたいと考えています。しかし、彼のブランドは環境に優しくなく、製品は動物実験を行っているという疑惑があります。
一方、聖水洞でインターンとして働くウノは、靴工場の抗議活動に参加しているのが目撃されます。インターンでありながら、彼は抗議活動をしている人々を支持しています。結局、この行動が問題となり、同僚たちは彼に、インターンシップを生き延びても最悪のチームに配属されるだろうと告げます。
場面は過去に移り、ウノとナオンが知り合いだったことが明らかになります。彼女は、彼が就職を希望しているマーケティング業界では、彼の倫理観は強みにならないと忠告します。それでも彼は、自分が変化をもたらせると固く信じています。
エピソードの終わりに、ウノの同僚たちが食堂で、彼とナオンが不倫関係にあるかどうかを噂している様子が描かれます。そして、ナオンがウノに電話をかけ、ホテルで会うように頼むところでエピソードは幕を閉じます。
第1話の感想
「ブランディングイン聖水洞」第1話は、掴みどころ満載の幕開けで、今後の展開への期待を高めてくれる。冒頭からナオンの同僚による妨害工作、そして遅刻という波乱の展開ながら、わずか3分でCEOを納得させる彼女の凄腕ぶりは圧巻。クライアントの信頼も厚く、まさに敏腕マーケターといった印象だ。
一方で、インターンであるウノの正義感溢れる行動は、彼の未来に不安を投げかける。抗議活動への参加は、企業で働く上でリスクとなるだろう。そして、過去にナオンから倫理観がマーケティング業界では通用しないと忠告されていたにも関わらず、信念を曲げない彼の姿は、今後の葛藤を予感させる。
対照的な2人の過去、そしてラストシーンでのホテルでの密会要請。一体どのような関係だったのか、そしてこれからどのような関係へと発展していくのか、非常に気になる。CEOの事業に関わる環境問題や動物実験疑惑も、今後のストーリーに大きく関わってくるだろう。
つづく