第10話、前回の続きから始まります。ウノがナオンに倒れ込んだ場面ですね。チームメイトたちはそれを見て、早速からかい始めます。さらに、謎の人物によって親密な様子が写真に撮られてしまいます。
一方、ナムチーム長はユミに連絡を取り、会う約束をします。バーでユミと会うと、ナムチーム長は挑発的な発言を繰り返すなど、かなり積極的な様子です。ナオンを排除する代わりに、ユミの協力を求めます。しかし、ユミは自分で全て処理できると断言します。ナムチーム長は激怒し、ユミが去った後、ハン部長に連絡します。
翌日、依然としてナオンの体に入ったままのウノは、一日の仕事を早めに始めます。チーム全体でマーケティングの企画に取り組みます。ナオンが到著すると、彼女はかなり驚きます。さらに、企画を創業者に提出すると、彼女は満足し、彼らは早速そのアイデアに基づいて作業を開始します。
聖水エージェンシーでは、チームメンバーのレックスがデザインチームと協力してデザインを最終決定しています。ジョンウに無視された怒りを晴らすため、ユミはアンダーグラウンドチームの計画を妨害します。さらに、ナオンへの積もり積もった恨みもあり、彼女の失敗を見たいと思っています。
ユミは、アンダーグラウンドチームの会場についても妨害工作を行います。アダルトグッズ店の場所をアンダーグラウンドチームが確定した後、ユミは同じ建物にジュエリーショップを開店することに決め、オーナーに追加料金を支払います。
この事態を受け、アンダーグラウンドチームは対策と新しい場所探しに乗り出します。そして、廃墟となった薬局をポップアップストアとして借りることにします。無料であること、顧客の目を引く透明な壁があること、そして多くのコネクションがあることなど、彼らが気に入った点はいくつかあります。しかし、一つ問題があります。オーナーが休暇中で連絡が取れないのです。
レックスはすぐに聖水エージェンシーの全員に連絡します。ユミがデザインを妨害したことを明かします。その後、ユミが現れ、計画への妨害をやめてほしいなら、ナオンとウノに謝罪を要求します。すると、実はウノの体に入ったナオンがユミに立ち向かい、エピソードは終瞭します。
第10話の感想
「ブランディングイン聖水洞」第10話は、ますます複雑化する人間関係と、高まる緊張感で目が離せない展開でした。ウノとナオンの体が入れ替わったままという異常事態の中、仕事は進み、チームの結束力も高まっているように見えますが、水面下ではユミの策略が渦巻いており、今後の波乱を予感させます。
特に印象的だったのは、ユミの執念深さです。ジョンウへの片思いの嫉妬から、そしてナオンへの積年の恨みから、彼女は手段を選ばずアンダーグラウンドチームの計画を妨害していきます。アダルトグッズ店の隣にジュエリーショップを開店させるという大胆な行動は、彼女の狂気的な一面を垣間見せるものでした。一方で、そんなユミの行動の裏には、彼女自身の孤独や満たされない思いが隠されているようにも感じられ、複雑な感情を抱かされます。
対照的に、ナオンの体に入ったウノは、持ち前の明るさと前向きさでチームを引っ張っていきます。入れ替わった体で懸命に仕事に取り組む姿は、健気で応援したくなります。しかし、ラストシーンでユミに立ち向かう場面では、ナオン本来の強さも垣間見え、今後の二人の対決に期待が高まります。
つづく