前回の続きから始まります。前回、ナオンはHQモーターズの創業者にプレッシャーをかけ、プレミアムプロジェクトを任せてもらえるようにしました。一方、ナオンの魂がウノと入れ替わった後、彼はオーナーたちを驚かせ、あっさりとプロジェクトから手を引きました。
ナオンの体に入ったウノがナオンの家に著くと、ナオンは彼に電話に出なかったことを問い詰めます。彼は魂が再び入れ替わった後で混乱していたと説明します。そこで、ナオンは彼にキスを迫り、元の体に戻るように促します。ウノは最初は抵抗しますが、結局キスをします。そして、二人の魂は元の体に戻ります。
翌朝、ナオンはHQモーターズについて調べます。そして、ハン部長がブランドと親密な関係を築き、彼らの信頼を勝ち取っていることを知り、苛立ちます。さらに、ナムチーム長がナオンを尾行させていたことが分かります。それを知ったナオンは、その人物を自分のために雇います。彼はハン部長を尾行し、ナオンに写真を送りますが、ナオンにとって有益な情報は得られません。
その後すぐに、ナオンは携帯に届いたメッセージを読みます。それは、魂が入れ替わった後、ウノがHQモーターズの仕事を引き受ける意思がないことを伝える内容でした。ナオンは混乱し、ウノに連絡を取ろうとしますが、まさにその時、再び魂が入れ替わり、頭痛に襲われます。
次に、モーテルで地下チームといるナオンの姿が映ります。彼女はウノの体に入っています。チームメンバーは頭痛に苦しむ彼女を介抱します。その後、ナオンはモーテルのリブランディングを望んでいないことをオーナーに伝え、信頼を得ます。そして、レトロな雰囲気を売りにしたモーテルとして売り出すことを提案し、オーナーを感心させます。その後、ウノの体に入ったナオンは、チームにプロジェクトを任せると言い残し、モーテルを去ります。
モーテルを出た後、ナオンはウノの携帯でハン部長からのメッセージを読みます。ハン部長はウノにチームへの参加を勧めていました。ナオンはウノが何かを隠していると疑い、真相を確かめるために電話をかけますが、二人は再び魂が入れ替わり、元の体に戻ります。
その後、ナオンは花屋でウノの代わりに花を受け取ります。ウノが、救えなかった誰かのために花を買っていたことが分かります。ナオンはウノを問い詰めますが、彼は何も答えず、ナオンは困惑します。また、ナオンは、ウノが彼女の体に入っていた間に、彼女の代わりに仕事を休んでいたことを知ります。
最後に、別人のように変わってしまったウノの姿が映ります。彼は寺院に向かって歩いており、そこでエピソードは幕を閉じます。
第17話の感想
『ブランディングイン聖水洞』第17話は、ナオンとウノの魂の入れ替わりという奇想天外な設定を軸に、物語が急展開を迎えた。コミカルなシーンもありつつ、二人の関係性やそれぞれの抱える問題がより深く描かれ、見応えのあるエピソードだった。
特に印象的だったのは、ナオンがウノの体でモーテルのプロジェクトを成功させたシーン。彼女のビジネスセンスと機転の良さが際立ち、入れ替わりという状況すらもプラスに変えてしまう力強さを感じた。一方で、ウノの行動には謎が多く、彼の真意が掴めないまま物語は進み、視聴者に不安と期待を抱かせる。ハン部長からの誘いを受け入れるのか、ナオンとの関係はどうなっていくのか、今後の展開が気になる。
また、終盤で見せたウノの変わり果てた姿は衝撃的だった。彼が寺院に向かうシーンは、何かを決意したようにも、何かから逃げるようにも見え、様々な解釈を呼ぶ。彼が抱える過去や心の傷が、今後の物語に大きく関わってくることは間違いないだろう。
つづく