第3話は、前回の動物実験施設をウノが発見した場面から始まります。彼はナオンに動物たちの映像を見せますが、彼女は事態の隠蔽を指示し、その冷淡な態度にウノは失望します。彼はナオンに憧れていたため、この一件は彼にとって大きなショックでした。

その後、ナオンはジンソク社長を訪ね、彼のスキャンダルを握っていることを明かし、口止め料を上乗せして要求します。XU Beautyとの契約延長とマネージャー就任により、彼女は以前より影響力を持つようになっていました。

一方、工場の労働者たちは正当な賃金を受け取っていないことが明らかになり、中でも一人の労働者が問題を起こしています。ポップアップストアのオープン日が近づく中、ナオンはネガティブな宣伝を抑えようと懸命に努力しています。

職場では、ナオンが依然としてインターンであるユミに冷たく接しており、ユミを深く傷つけています。さらに、ナオンに嫉妬する同僚が、その状況に追い打ちをかけます。

その後、ナオンは問題の労働者と直接対決することに。労働者はナオンを脅しますが、ウノが彼女を守ろうと駆けつけ、労働者の工具で怪我をしてしまいます。周囲の人々がその一部始終を録画していたため、労働者は窮地に陥り、逃走します。

最後に、ウノは全てがナオンの計画であり、自分が利用されていたことに気づきます。エピソードの最後は、ナオンがウノを道具として利用し、自分の目的を達成する場面で幕を閉じます。

第3話の感想

第3話は、ナオンの冷酷さと計算高さに唖然とさせられるエピソードでした。動物実験への無関心、ウノの純粋な気持ちを利用する狡猾さ、そして労働者への高圧的な態度。彼女の行動は、成功のためには手段を選ばない冷徹な野心家という印象を強くします。特に、憧れのナオンに裏切られたウノの失望と傷ついた表情は、見ているこちらも胸が痛みました。

一方で、ナオンの行動の裏には、厳しい競争社会で生き抜くためのしたたかさも感じられます。彼女が置かれている状況や、抱えているプレッシャーを考えると、全てを悪と断じることも難しいかもしれません。成功への渇望、そしてそれを阻む様々な障害に直面する中で、彼女は道を踏み外してしまったのでしょうか。

つづく