前回の続きから始まり、ナオンはウノの体で工場を訪れ、以前襲ってきた犯人と同じ痣を持つ作業員を見つけます。しかし、すぐには問い詰めません。
翌日、ナオンはプレゼンテーションに向けて、ユミに見せるため、下位チームと共に作業します。彼女は靴工場の再ブランディング案のブレインストーミングを提案します。一方、ユミはナオンから教わったフレーミング手法を実践しようとします。
その日の終わり、ユミは新しい有名人クライアントとパーティーをしているところを目撃されます。彼女はナオンのように自信に満ちた態度で振る舞い、話し方まで真価しようとします。しかし、クライアントはユミの努力に不満を持ち、彼女に飲み物を浴びせます。その結果、ジョンウがユミを家まで送ることになります。
一方、ナオンは自分を殺そうとした犯人を突き止めようとします。彼女はナムチーム長とウノの職場を調べますが、手がかりは見つかりません。ユミの職場に入ろうとしますが、鍵がかかっていました。その後、彼女は病院にいる昏睡状態の自分の体を見舞います。会社がもう昏睡状態の自分の体の費用を負担していないことを知り、彼女は自費でVIPルームに移します。
翌日、プレゼンテーションで、ウノの体に入ったナオンは下位チームと共に発表しますが、完全にウノらしく振る舞うことができず、注目を集めてしまいます。結果、ユミにからかわれ、他のメンバーも笑います。
その後、ナオンは地下の作業場に向かいます。そこで、チームメンバーに挑発され、彼らを侮辱してしまいます。
エピソードの最後は、ナオンがVIPルームで昏睡状態の自分の体を見舞うシーンです。彼女は魂と体を取り戻すには、自分の体にキスをしなければならないと考えます。キスをしようとした瞬間、ジョンウが部屋に入ってきて、エピソードは終瞭します。
第6話の感想
第6話は、ナオンの焦りとユミの空回り、そして二人の対比が際立つエピソードでした。体を取り戻すため奔走するナオンですが、ウノの体に馴染めず、周囲との摩擦も増えていきます。特にプレゼンテーションでの失敗は、彼女の高慢な性格と現状のギャップを痛感させるものでした。地下作業場でのチームメンバーへの侮辱も、焦りからくる行動とはいえ、見ていて辛いものがありました。昏睡状態の自分にキスをするという奇策に出るのは、もはや手段を選ばない彼女の切実な思いを象徴しています。
一方、ナオンを模倣しようとするユミの姿は滑稽でありながらも、どこか哀れです。ナオンの表面的な部分を真価ることで成功を掴もうとする浅はかさが、クライアントに見透かされ、屈辱的な結果を招きます。皮肉にも、ナオンとは正仮対のアプローチで失敗を繰り返すユミの姿は、真の実力と努力の大切さを改めて示唆しているようにも感じられます。
ラストシーンで、ナオンが自分の体にキスをしようとする瞬間、ジョンウが登場します。この唐突な登場は、今後の展開を大きく左右する予感を感じさせます。ジョンウはナオンの秘密に気付くのか、それとも全く別の事件に発展するのか、第7話への期待が高まります。
つづく