ハンギョルはウンチャンを自宅に夕食と映画に招待し、1ヶ月後に一緒にニューヨークへ引っ越そうと提案します。ウンチャンは結婚はまだしたくないため、一旦断ります。ハンギョルは結婚せずに一緒に住むカップルもいると指摘しますが、ウンチャンの落胆した表情を見て、隣同士に住むことを提案し直します。
ウンチャンがニューヨークへ行く計画を明かすと、ウンセは自分が置いていかれるようで不安になります。さらに、ハリムがセッティングした見合いでミニョプに振られたウンセは、お母さんがクさんと結婚したら一人ぼっちになってしまうと不安を吐露します。クさんはウンセが納得するまで結婚しないと約束します。
ウンチャンはソンギに、家族を支えるために韓国に残ることを決めたと話します。ソンギは、ハンギョルはウンチャンのことを愛しているから計画を変えるだろうから、話し合うべきだと励ましますが、ウンチャンはハンギョルの夢の邪魔をしたくありません。
ハリムからハンギョルがアメリカで玩具デザイナーの仕事を見つけていることを知ったウンチャンは、さらに悩んでしまいます。ハリムにアメリカでハンギョルに養ってもらえばいいと言われ、ウンチャンは仮発します。バリスタになりたいという気持ちが強くなるウンチャンを、ホン社長は応援します。
ウンチャンの母は娘が社長を射止めたことを喜びますが、ハンギョルの家と釣り合うか心配します。一方、ハンギョルの祖母と両親は、彼を実母の墓参りに連れて行くことを決め、イ・ミョンジェが実父であることを明かします。
ハンギョルは、自分を捨てた実父への怒りか、真実を隠していた養父母への怒りか分からず、混乱します。悩みを紛らわすためウンチャンを呼びますが、結局、父が愛した女性の息子を養子にし、自分が私生子だと思い込んで仮抗していた過去を打ち明けます。ウンチャンはハンギョルをハグで慰めます。
ウンチャンはハンギョルに、家族を支えるため韓国に残ると告げ、金銭的な援助は断ります。ハンギョルが韓国に残ると提案しても、ウンチャンはそれを拒否します。二人は毎週飛行機で会いに行くことを考えます。
ユジュはまだ行方不明ですが、ハンソンは彼女のアパートから郵便物を受け取り、留守電に励ましのメッセージを残しています。ある夜、ハンソンは自分のベッドで眠るユジュを見つけ、心の中で喜びます。目が覚めたユジュは、ハンソンを愛している気持ちがハンソンに愛されている気持ちより大きいのではないかと不安になり、戻ってきたと告白します。ハンソンは、ユジュが荷造りをしているのを見た時にウンチャンへの気持ちに区切りがついたと言います。
ハリムがウンチャンに"ブルーボールズ"について話しているのを聞き、他の従業員がウンチャンに命令しているのを見たハンギョルは激怒します。コーヒーの従業員たちは、男の礼儀作法を知っていることを示すため、ウンチャンをプリンセスのように扱います。
母親から連絡を受けたハンギョルは、実父ミョンジェを空港で見送ります。二人の関係ははっきりとは明かされません。ミョンジェはオーストラリアに来る時のために電話番号を渡し、ハンギョルは20歳の異母兄弟がいることを知ります。
空港から帰る途中、ハンギョルはウンチャンに電話をかけ、今朝アパートの外に作ってくれた応援メッセージへの感謝と、別れの挨拶がうまくいったことを報告します。そして、これからはお互いに正直でいようと提案し、ウンチャンも約束します。
第13話の感想
第13話は、様々な人間関係の転換期を描いた、感動的なエピソードでした。ハンギョルとウンチャンの未来、ウンセの不安、ハンソンの新たな恋、そしてハンギョルの出生の秘密など、多くの出来事が詰め込まれていながらも、それぞれのキャラクターの心情が丁寧に描かれており、共感せずにはいられませんでした。
特に印象的だったのは、ハンギョルとウンチャンのシーンです。ニューヨーク行きを提案するハンギョルに対し、ウンチャンは自分の夢と家族への責任感の間で揺れ動く心情を繊細に表現していました。お互いを深く愛しているからこそ、相手の夢を尊重し、自分の気持ちを押し殺そうとする二人の姿は切なく、胸が締め付けられました。
また、ハンギョルが自身の出生の秘密を知り、混乱する場面も印象的です。今まで知らされていなかった事実に戸惑いながらも、ウンチャンに支えられ、少しずつ受け入れていく様子に、彼の成長を感じました。ウンチャンは、どんな時もハンギョルを優しく包み込み、彼の心の支えとなっていることが改めて分かりました。
つづく