薬が手に入らなくなってから、ウ・スルギの調子は悪く、試験では1位から20位に転落。ユ・ジェイも15位に落ち、チェ・ギョンが念願の1位を獲得し、韓国大学への進学に希望が見えてきた。先生たちの評価は様々で、ユ・ジェイは成績表を持って父親に「魔王題」を求める。
ウ・スルギは帰宅すると、継母が新車を買ったことに驚き、部屋を探すと父親の遺品が全て消えていた。継母は劉家と和解し、もう失望するのは嫌だと告げる。ウ・スルギは継母がお金目当てだと反論する。
一方、チェ・ギョンは1位になったことを母親に喜ばれ、親戚一同に報告。母親の勧めで登山服に着替え、山頂の寺へ学業成就の祈願に行く。そこには多くの学生が集まっていた。
多くの学生が薬の供給を絶たれ、期末試験の成績が急落。チュ・イェリは南炳振から薬を貰い、売って小遣い稼ぎをしようとする。ナイトクラブに戻ると、ママから未成年でなくなったチュ・イェリに興味を持つ客が現れ、学費と生活費を全額負担してくれると告げられる。
ウ・スルギは遺骨安置所のガラスを割り、警備員に捕まる。劉泰俊はウ・スルギに会い、「魔王題」を提供すると申し出る。ウ・スルギは曹雅拉を屋上に呼び出し、ユ・ジェイに会いたいと告げ、ユ・ジェイの住所を聞き出す。
その後、ウ・スルギはユ・ジェイを訪ね、秘密を隠していることを見抜く。真実を話させるため、ウ・スルギは高飛び込みの台から迷わず飛び降りる。ユ・ジェイは慌てて水に飛び込みウ・スルギを助け、無事を確認して安堵する。
夜、ユ・ジェイは父親にウ・スルギに「魔王題」を渡すのか尋ね、ウ・スルギを罠にはめて問題を盗んだことにする計画を提案する。劉泰俊は何も答えず、学力評価試験の出題委員に選ばれたミョンホパク教授の資料をウ・スルギに渡す。そこには彼の汚職の証拠が記されていた。
翌日、ウ・スルギはその証拠をミョンホに突きつけ脅迫。劉泰俊は二人の密会写真を撮らせる。チェ・ギョンは面接前にプレッシャーでトイレにこもって自分を落ち着かせようとするが、通りすがりの人に「発情期の猫」と揶揄される。
ウ・スルギは、ユ・ジェイのタブレットに「D-90」と表示されているのを見るが、学力評価試験まではあと70日しかないことに疑問を抱く。チュ・イェリが薬を売っていると、チェ・ギョンが客の一人だと気づき、薬を踏み砕いて過去の過ちを繰り返させないようにする。
授業中、ウ・スルギはチュ・イェリが動画編集の本を読んでいること、チェ・ギョンが靴下についた白い犬の毛で鼻炎を起こしていることに気づく。放課後、チェ・ギョンの家に行くとユ・ジェイの愛犬ユンがいて、ユ・ジェイの言葉を思い出し、自分が劉泰俊を暴くための「餌」として利用されていることに気づく。ウ・スルギが急いでプールに向かうと、ユ・ジェイが一人で飛び込み台に立っていた。
第15話の感想
第15話は、物語が大きく動いた回でした。ウ・スルギとユ・ジェイの関係、チェ・ギョンの苦悩、そしてチュ・イェリの置かれた状況など、それぞれのキャラクターのドラマが交錯し、緊張感が高まりました。特に、ウ・スルギがユ・ジェイの真意に気づき、劉泰俊の悪事を暴くための壮大な計画が明らかになるシーンは圧巻。ユ・ジェイが飛び込み台に立つラストシーンは、次への期待を煽る、非常に印象的な終わり方でした。
つづく