スジョンはデート中、ジュヨンからの電話を受ける。短い会話の後、ジュヨンに変装した彼に突然、試着室に引き込まれる。ジュヨンはキスを覚えていたのだ。驚きで固まる二人だったが、店員に問い詰められ、スジョンが機転を利かせてジュヨンを逃がす。
デート相手と別れた後、ジュヨンはスジョンを仕事と偽り連れ出す。彼はキスが間違いではなかったと告白するが、スジョンはハジンからの電話を口実に逃げ出す。ハジンの店で、スジョンは自分の混乱した気持ちに戸惑う。
その夜、ジュヨンからのメッセージに笑みがこぼれるスジョンだったが、年下の男にときめいている自分に気づき、自己嫌悪に陥る。翌日、会社でジュヨンを避けようとするスジョンだったが、彼がヨンソングループの後継者であるという記事を目にし、彼を好きになることの重大さを痛感する。
スジョンはジュヨンに、二人は上司と部下の関係に過ぎないと言い聞かせる。ジュヨンは反論できず、彼女を諦める。一方、シンウォンはハジンへの想いを募らせるが、彼女を避けてしまう。ハジンもまた、シンウォンを恋しく思っていた。
ジュヨンは、スジョンが誰かと会う約束をしていると聞き、嫉妬に駆られて店に現れる。しかし、相手はスジョンの弟で、家族との食事会だった。ジュヨンはスジョンの弟に真剣な気持ちを伝える。
その後、二人きりになったジュヨンとスジョン。ジュヨンはスジョンが他の男と会うのではないかと恐れていたと明かす。緊張感が高まる中、ジュヨンの携帯が鳴る。秘書から、彼の祖母である会長が突然自宅に来るとの知らせだった。ジュヨンは、おもちゃでいっぱいの秘密の部屋を見られることを恐れ、パニックになる。
スジョンは機転を利かせ、ハジンとシンウォンに協力を依頼。ハジンのトラックで会長の到着を遅らせ、その間にジュヨンとスジョンは彼のコレクションをスジョンの家に移す。しかし、時間が足りず、スジョンは部屋に隠れることになる。
会長は部屋を隅々まで調べ、秘密のドアに近づく。しかし、古い写真立てを見つけ、激怒。ジュヨンの両親の死を責め、写真立てを投げつけて出ていく。隠れていたスジョンは全てを聞いてしまう。
ジュヨンはスジョンに、事故で家族を失ったこと、おもちゃだけが心の支えだったことを打ち明ける。スジョンは彼を慰めるが、彼の気持ちに対する答えは出せないまま、その場を去る。
翌日、スジョンはジュヨンのことが頭から離れない。彼がいない自宅を訪れた後、以前二人が話した場所へ向かうと、そこにジュヨンがいた。スジョンは、彼の立場を考えると複雑な気持ちになると告げるが、ジュヨンは彼女が好きならそれでいいと言う。
ついに、スジョンは自分の気持ちを認め、彼に惹かれていることを告白する。しかし、二人の関係は秘密にしなければならない。スジョンは、自分が彼の最大の秘密になると宣言し、二人は情熱的なキスを交わす。
最後に、スジョンの家に置かれた「ブラックドラゴン」と書かれた箱が映し出される。彼女が、ジュヨンこそがかつての敵だと気づいた時、どうするのか?そして、彼もまた同じ真実に気づいた時、どうするのか?
第7話の感想
「あいつは黒炎竜」第7話は、スジョンとジュヨンの関係が大きく動き出す、ドキドキとハラハラの連続でした!ジュヨンがキスを覚えていたことを告白し、スジョンは動揺を隠せません。年下で、しかも会社の御曹司であるジュヨンとの関係に踏み込むことへの葛藤が、スジョンの逃避行動に表れていて共感しました。
ジュヨンのおもちゃ部屋を守るためのドタバタ劇は、会長の登場で一気に緊張感が高まり、手に汗握る展開に。会長の激怒とジュヨンの過去が明かされるシーンは、切なく胸が締め付けられました。スジョンがジュヨンの心の傷に触れ、二人の距離が縮まる重要な場面だったと思います。
つづく