スヒョンは、スホと他の女性の写真を見て動揺し、帰宅後も写真の撮影日が数日前だと気づき、不安を募らせます。写真の出所を探ろうとするも、手がかりは見つかりません。スホに問いただそうとするも、母親のゴウンが夕食に訪れ、ユリも加わり、会話は中断されます。ユリはスヒョンの様子がおかしいことに気づきますが、深く追求しません。夜、スヒョンはトイレで吐き気を催し、スホへの疑念を胸に秘めます。
スヒョンはスホの浮気の場面を想像し、妄想に陥ります。一方、ソンユルは友人のスジンから誘いを受けますが、断ります。その後、スヒョンとの会話を思い出し、インターネットで彼女のことを調べ始めます。そして、ゴヌの事故以前の生活や、事故後の変化を知ります。
スヒョンはスホに写真のことを話せず、普段通りに過ごします。スホはテホと昼食をとるため病院へ向かい、兄弟でスヒョンがインタビューで受けた影響について話し合います。スホはインタビューを受けたことを後悔し、テホはスヒョンを気遣うスホを良い夫だと褒めます。テホはスホに頼まれていた検査のパンフレットを渡します。
ユリはスヒョンの様子を心配し、メッセージを送りますが、返信はありません。スヒョンは高齢者施設でボランティアをしながら、写真のことを考え、スホが嘘をついた理由を考えます。製作会社に電話し、写真の送り主を尋ねますが、分かりません。そこにソンニュルが現れます。施設内で、息子に金をせびられる老女を助けようとしたスヒョンを、ソンニュルが守ります。男はソンニュルに殴られ、二人は警察に連行されます。
警察は示談を勧めます。ソンニュルは拒否しますが、スヒョンが現れ、彼を保釈します。ソンニュルはスヒョンに腹を立てますが、スヒョンは彼を食事に誘います。スヒョンは刑務所に入ることは解決にならないとソンニュルに語り、食事を勧めます。ソンニュルは示談金は後で払うと約束します。スヒョンはソンニュルにヒョンジャの日記を渡し、辛い時は連絡するように伝えます。そして、傷を隠さず、気持ちを打ち明けるように助言します。スヒョンが帰ろうとした時、ソンニュルは写真のことを切り出し、プロのカメラマンが撮ったものだと指摘します。
帰宅途中、スヒョンは近所のヒジェの母親、ヘグムに会い、車で送ってもらいます。ヘグムはスヒョンを家に招き、昔のゴヌの優しさを語り、スヒョンが良い母親だと褒めます。スヒョンはヘグムに感謝します。ソンニュルは家でヒョンジャの日記を読もうとしますが、警察署でスヒョンが自分の保護者だと名乗ったことを思い出します。
スヒョンはスホのために夕食を作り、ワインを勧めます。そして、浮気の写真について問い詰めます。スホは驚きながらも、一瞬の弱さだったと告白し、女性とは何もないと弁明します。スヒョンはそれを受け入れ、写真をスホに返します。夜、スジンがソンニュルの家に来ますが、キム・ジュンの部下から電話があり、計画通りに進んでいるので休暇を取るように言われます。ソンニュルはスホとスヒョンのインタビューが放送されているニュースを見ます。スヒョンも自宅でインタビューを見ています。彼女の母親、ユリ、キム・ジュンも見ています。スホはスヒョンが徹夜で起きていることに気づき、窓辺に立つ彼女を見て心配します。
翌日、スホはインタビューによる会社の評判上昇を賞賛されます。スホは写真の出所を探るため、インタビュー当日の防犯カメラ映像を確認しますが、送り主はヘルメットを被っており、特定できません。スヒョンはユリと会い、スホの浮気を打ち明けます。ユリは驚き、スヒョンが簡単に許すつもりがないと聞いて動揺します。ユリは忘れろと言いますが、スヒョンはスホも女性も許せないと言います。ゴウンは買い物中にスヒョンに電話し、郵便受けでスホと他の女性の写真を見つけ、慌てます。スヒョンはゴウンの家に行きますが、ゴウンはいません。スヒョンはゴウンを探し、バス停で見つけます。ゴウンはスホに問いただすと言いますが、スヒョンはすでに知っていて許したと伝えます。ゴウンはスヒョンが大切な存在だと泣きながら訴え、二人は帰宅します。
スホは誰かに電話し、密会を申し出ます。相手はホテルの部屋で会うように言います。ソンニュルは昔の孤児院でクォン・ミンヒョクの情報を見つけ、彼もそこに住んでいたことを知ります。スジンにミンヒョクについて調べるよう頼みます。ソンニュルは孤児院を出ますが、二台の車が尾行します。スヒョンはスホの会社の前に行きますが、スホが車で出て行くのを見かけ、タクシーで追跡します。スホはホテルに入り、そこで待っていたのはヒジェの母親、ヘグムでした。スヒョンはロビーからその様子を見ています。
第4話の感想
「ワンダフルワールド」第4話は、スヒョンの疑念と不安がさらに深まり、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。冒頭からスホの浮気写真が突きつけられ、視聴者もスヒョンと同じように動揺させられます。スヒョンは真実を知りたい一心で写真を調べますが、手がかりは得られず、疑念は確信へと変わっていきます。
スヒョンの苦悩は見ていて辛いものがあります。愛する夫の裏切りに直面し、精神的に追い詰められていく様子は、彼女の繊細な心情を表現するパク・ヒョジュの演技力によってよりリアルに伝わってきました。特に、トイレで吐き気を催すシーンは、彼女の抱える苦しみの大きさを物語っています。
一方、ソンニュルはスヒョンへの関心を深め、インターネットで彼女のことを調べます。過去の出来事を知ることで、スヒョンに対する理解を深めていくソンニュルの姿は、今後の二人の関係性の変化を予感させます。
また、ヘグムの登場も印象的でした。スヒョンを励まし、ゴヌとの思い出を語るヘグムの姿は、スヒョンにとって大きな支えとなったことでしょう。しかし、ヘグムとスホがホテルで密会しているラストシーンは衝撃的でした。一体二人の間に何があるのか、今後の展開が非常に気になります。
つづく