病院のウニョンの病室でソンニュルを見つけたスヒョンは驚き、その時ウニョンの呼吸器が鳴り響く。ソンニュルは慌ててウニョンの蘇生を試みるが、医師たちが駆けつけソンニュルを製止する。しかし、呼吸器の音はスヒョンにゴヌの死を思い起こさせ、トラウマによるパニック発作を起こしてしまう。
ソンニュルは屋上で気分転換をし、スヒョンも後を追う。ソンニュルは、トラウマから人の死を見るのが辛いと言い、スヒョンに何故ウニョンの病室にいたのか尋ねる。スヒョンはソンニュルの服の血痕に気づき、大丈夫かと尋ねるが、ソンニュルは他人だから放っておいてくれと突き放す。
帰宅したソンニュルはシャワーでミンヒョクの血を洗い流す。スヒョンは医師からウニョンの容態が安定したことを聞き、長年の昏睡状態を知り、ウニョンの息子について考える。一方、スジンはミンヒョクがビルから飛び降りて大量出血し、ICUにいることを知る。
ソンニュルは怒りをトレーニングにぶつけ、ランニングマシンで走る。スジンは心臓の弱いソンニュルを止め、互いの心臓病の治療中にお世話になったこと、ソンニュルを失いたくないと伝える。
スヒョンは警察署でウニョンの事故について調べ、計画的な事故の可能性があると聞くが、進展はないと言われる。事故現場を調べたスヒョンは、事故が仕組まれたように感じ、チョン記者に事故の判決について尋ねる。
スホはゴウンに会い、スヒョンへの浮気を謝罪する。ゴヌを失い、スヒョンが収監されたことで苦しんでいたと訴える。ゴウンはスホの行動を非難するが、スホは涙ながらに謝罪する。
レストランの外で二人の会話を聞いていたスヒョンも涙を流す。スヒョンはユリと会い、公園を散歩しながら気持ちを落ち著かせる。ユリは幼い頃からスヒョンが好きだったこと、姉のように守ってくれたことに感謝を伝える。
スヒョンはスホの浮気問題を自分で解決したいとユリに伝える。翌日、ゴウンはスヒョンが家で待っているとスホに伝える。スヒョンはスホにもう一度チャンスを与えると伝え、ゴヌも自分もいなくなり、スホが寂しかっただろうと理解を示す。しかし、関係を修復するには時間がかかるとも伝える。
ソンニュルは病院でウニョンの様子を見舞う。スヒョンはチョン記者からウニョンの事故に関する書類を受け取り、トラックの運転手が大幅に速度超過していたことを知る。
スヒョンはチョン記者に運転手の詳細を調べるよう依頼する。ソンニュルはスヒョンに連絡を取り、様子を伺う。スヒョンはソンニュルの態度の変化に驚く。テホはソンニュルがウニョンの命を救おうとしたことを思い出し、小児がん患者を励ます。
スジンが現れ、子供を笑わせ、テホを喜ばせる。スジンはテホに名刺を渡し、テホはスジンの性格に驚く。スヒョンは病院でウニョンのために祈る。テホはスヒョンに電話をかけるが、繋がらない。
スジンはミンヒョクを探している闇金業者を病院で見かけ、ソンニュルに助けを求める。スヒョンは病院の外でテホと電話中、駆け込むソンニュルを見つけ、後を追う。ソンニュルはミンヒョクの病室で闇金業者と対峙し、乱闘になる。
スヒョンは怪我をしたソンニュルを心配するが、ソンニュルは何も言わずに去る。ソンニュルは帰宅後、ミンヒョクの母の危機を目の当たりにしたことで心を落ち著かせるのに苦労する。スヒョンも帰宅し、ゴヌの死がミンヒョクの人生を狂わせたことを悔やむ。
翌日、スホはスヒョンにゴヌを思い出すこの家から引っ越そうかと提案するが、スヒョンは断り、母とユリの元へ向かう。スホは仕方なくキム・ジュンの記事を書く。
夜、スヒョンはソンニュルに手料理を差し入れに行く。ソンニュルはスヒョンに謝罪し、スヒョンが帰ろうとすると、車のタイヤ交換を手伝う。二人は星空の下で語り合う。スヒョンはソンニュルがトラブルに巻き込まれないよう、保護者になると申し出る。
ソンニュルはスヒョンの優しさに驚く。スヒョンが去った後、キム・ジュンの秘書がソンニュルに面会を求める。ハン・サンは二人を目撃し、ソンニュルの写真を撮る。スホはスヒョンを高級レストランに連れて行くが、スヒョンはソンニュルが火事を恐れていたことを思い出す。
スヒョンはソンニュルの体に傷がないことに気づき、疑念を抱く。ソンニュルはジウンの妻である母に会いに行くところで物語は終わる。
第6話の感想
第6話は、スヒョンとソンニュルの関係性が大きく変化する重要なエピソードでした。ソンニュルは、ウニョンの危機に瀕した姿を見て、過去のトラウマからパニックに陥ります。このシーンは、彼の繊細な内面を改めて浮き彫りにし、視聴者の同情を誘いました。また、スヒョンはソンニュルの血痕に気づき、彼への関心を深めていきます。ソンニュルは突き放すような態度を取りますが、スヒョンの優しさに触れ、少しずつ心を開いていく様子が感じられました。
一方、スヒョンはウニョンの事故の真相を探るため、警察や事故現場を訪ね、独自に調査を進めます。彼女の強い意誌と正義感は、事件解決への期待を高めます。また、スホとの関係修復にも一歩踏み出し、家族の再生への希望が垣間見えました。
登場人物たちの複雑な感情が丁寧に描かれており、それぞれの心の葛藤に共感させられました。特に、スヒョンとソンニュルの屋上での会話は、二人の距離が縮まる重要なシーンであり、今後の展開に期待を持たせるものでした。また、ラストシーンで明かされたソンニュルの母の正体は、物語に新たな謎を投げかけ、今後の展開から目が離せません。
つづく