第11話、ホン・デヨンはチョン・ダジョンに何かを打ち明けようとしていましたが、彼女とイェ・ジフンが楽しそうに話しているのを見て、落胆し、何も言わずに立ち去ってしまいました。デヨンが来ないことに気づいたダジョンは、何かあったのではないかと心配し、慌てて電話をかけますが、理由もなくドタキャンされたと知り、仕方なく電話を切ります。
祝賀会の夜、ク・ジャソンはホン・シウに公開告白としてラブソングを歌います。周りの人たちは盛り上がり、シウは少し戸惑いながらも花束を受け取ります。しかし、男子生徒たちの話をホン・シウが聞いてしまい、激怒した彼女は彼らと揉み合いになり、誤って飲み物を電源にこぼしてしまい、会場は大混乱となり、生徒たちは逃げ出します。
ウヨンはク・ジャソンの突然の告白に驚きます。というのも、以前ジャソンはシウへの告白の仕方をウヨンに相談していたからです。娘とジャソンが付き合うことを心配したウヨンは、こっそりシウの後をつけます。シウが野球場に著くと、ウヨンは彼女がジャソンと会うのだと思い込み、緊張しながら追いかけますが、そこでソ・ジホに出会います。実はシウは、その場でジャソンを断って気まずくなるのを避けるため、人目のつかない場所で告白を断っていました。その一部始始をジホは見ており、その後、楽しそうにシウを試合観戦に誘います。
SBCでは、ユミが別の話題の番組製作に参加することになり、野球の取材を断念せざるを得なくなります。そこで、代わりにダジョンに取材を依頼します。試合中、シウはダジョンを見つけ、母親に熱心に挨拶します。試合後、シウはイェ・ジフンと嬉しそうに記念写真を撮りますが、ウヨンとジホは複雑な気持ちで見守ります。その後、ジフンは皆で食事に行こうと提案し、ウヨンとジホは乗り気ではありませんでしたが、同行します。
食事中、ウヨンはシウにアサリをたくさん取り分けますが、ダジョンにはスープとご飯しか与えません。ジフンはそれに気づき、ウヨンがシウをひいきしているのだと思いますが、ダジョンは自分がアサリが苦手だと説明し、ウヨンがそれを偶然知ったのだろうと推測します。その後、シウはジフンに恋愛について質問し、ジフンは好きな人がいるが、まだ告白していないことを明かします。
一方、トクジンはヘイン先生に告白しますが、アニメオタクであることを理由に断られます。しかし、トクジンはコスプレをしてアニメの集会に参加し、そこでヘイン先生もコスプレをしているのを偶然見かけます。二人が鉢合わせると、ヘイン先生は慌ててその場を去り、トクジンは彼女の後を追いかけ、話をしようとします。トクジンはヘイン先生の気持ちを理解しようとしますが、彼女は教師でありながらアニメオタクであるという秘密を守ってほしいだけのように見えます。
最後に、ダジョンが司会を務める離婚番組が放送開始となります。番組では、ある夫婦のリアルなケーススタディを取り上げ、夫の家庭責任の放棄などのデリケートな話題が議論されます。激しい討論と投票を経て、ダジョンは専門知識と誠実な態度で危機を乗り越え、視聴者の支持を得るとともに、同僚からも一目置かれる存在になります。特に、二組目の夫婦のケースでは、安易な離婚に仮対し、コミュニケーションの大切さを訴えるダジョンの言葉は多くの人の心に響き、番組は感動的な結末を迎えます。
第11話の感想
第11話は、様々な登場人物の心情が交錯する、見応えのあるエピソードでした。ホン・デヨンはダジョンに真実を告げようとするも、彼女の笑顔を見て躊躇する姿が切なく、彼の葛藤が伝わってきました。一方、ダジョンはアナウンサーとして著実に成長し、離婚という難しいテーマに真摯に向き合う姿が印象的でした。彼女の言葉は視聴者だけでなく、きっと多くの人の心に響いたことでしょう。
高校生組では、ク・ジャソンの公開告白は青春の甘酸っぱさを象徴する一方、シウ、ウヨン、ジホの複雑な関係性が今後の展開を予感させます。ウヨンが娘の恋愛に過幹渉気味なのも、親心とはいえ少しハラハラさせられます。ジホの静かな見守り方が対照的で、彼のシウへの想いがより深く感じられました。
コミカルな要素も健在で、トクジンとヘイン先生のアニメを通じた交流は微笑ましいです。ヘイン先生の秘密が今後どう影響していくのか、気になるところです。
つづく