ウヨンはチョン・ダジョンに自分がホン・デヨンだと打ち明け、若返った理由を説明するが、ダジョンは全く信じない。ウヨンがなぜウヨンを演じているのか理解できないダジョンは、彼の説明に耳を貸そうとしない。

イェ・ジフンはダジョンにハイヒールを贈った人物を調べ、住所を突き止めると、ドアを開けたのはシアだった。ジフンはそこで初めて、デヨンがダジョンの元夫だと知る。

ダジョンのインターンシップ終瞭が近づき、ユミとダジョンのどちらかが脱落することに。クム・アナウンサーは局長からの暗示で、ダジョンが脱落すると察する。ウヨンはシアの祖母の手伝いをし、祖母に夕食に誘われる。姑の手料理は相変わらず美味しく、実母の料理を思い出し、ウヨンの目に涙が浮かぶ。

エリンは同窓会に参加する。ある女性がダジョンの離婚を嘲笑い、同窓会に来られないのだろうと言うと、エリンは激怒し、自分の離婚弁護士の名刺をその女性に渡し、相手の夫の能力に目がくらんでいるだけだと仮論し、離婚訴訟の費用を割引すると申し出る。

ソ・ジホはシアに告白し、シアを戸惑わせる。帰宅途中、女生徒たちにからかわれたシアは、その場を立ち去ろうとするが、彼女たちが母親のことを話題にしたため、仮撃に出る。女生徒の友達がシアに絡むと、ジホが駆けつけ、シアを連れて逃げる。ジホは手をつないだシアがぎこちない様子に落胆し、去ろうとするが、シアは自らジホの手を握り返す。ジホは大喜びし、二人は正式に交際を始める。

ダジョンは帰宅すると、シウがウヨンを見送っているところに出くわし、ウヨンに夜シウに会いに来ないように冷たく言い放つ。シウは母親に恥ずかしい思いをさせられたと感じる。ダジョンはシウとウヨンが一緒にいることを望まないが、シウは自分が学校でいじめられていたこと、そしてウヨンが助けてくれたことを打ち明ける。ダジョンはこの話を聞いて驚きを隠せない。

インターン最終結果が発表され、局長はダジョンの退職を発表する。局長は発表後すぐにバラエティ局のチェ局長に連絡を取り、ダジョンに多くの0点を与えたせいで、彼女がインターンシップに合格できなかったと責める。局長はチェ局長がダジョンを利用して知名度を上げ、用済みになったら切り捨てたと怒り、今後二度と協力しないと宣言する。局長は自分がダジョンをずっと見くびっていたことを思い出し、後悔する。

祖母が実家へ帰る日、ウヨンは仕事を休み、姑を駅まで送る。ウヨンはいつも買っていたパンを姑に渡し、姑はデヨンも同じパンを買ってくれたこと、バスに乗る自分を心配してくれたことを思い出し、車内で号泣する。

ダジョンが仕事帰りに雨に降られると、ウヨンが傘を差し出し、「会いたかった」と伝える。ダジョンはデヨンがそんな甘い言葉を言うはずがないと思い、ウヨンに距離を置くように警告する。ウヨンはダジョンの言葉に従い、傘を渡して立ち去る。ダジョンはウヨンが去り際にかけた慰めの言葉が、デヨンと同じだったことを思い出す。

ジフンは調査を進め、兄の事故現場にデヨンの姿があったことを突き止め、デヨンに電話で面会を求めるが、デヨンは会うことができない。

ダジョンが靴の修理に出かけると、受付の女性が彼女のファンだと名乗り、ダジョンに靴をプレゼントした人物のおかげでファンになったと話す。その人物は受付の女性にダジョンの努力についてたくさん話したという。ダジョンはデヨンが靴を贈ったのだと勘違いするが、女性はプレゼントした人物は学生だと言う。その時、母から電話があり、ウヨンが自分を見送ってくれたこと、ウヨンがデヨンにそっくりだったことを話す。ダジョンはこれまでの出来事を思い返し、ついにウヨンがデヨンだと確信し、彼に会う約束をする。ダジョンはデヨンに会うなり文句を言うが、会いたかった気持ちを隠しきれず、二人は再びキスを交わす。

第14話の感想

第14話は、真実が明らかになり、そして新たなスタートを切る、まさに転換点となるエピソードでした。ウヨンがホン・デヨンであることがついにダジョンに伝わり、これまでの誤解や疑念が一気に解消されるかと思いきや、すんなりとは受け入れてもらえず、もどかしい展開が続きます。それでも、ウヨンは諦めず、ダジョンへの変わらぬ愛情を示し続ける姿に胸を打たれました。特に、雨の中、傘を差し出し「会いたかった」と伝えるシーンは、デヨンとしての素直な気持ちが溢れ出ていて、とても印象的でした。

一方、ダジョンもウヨンへの複雑な感情に揺れ動きます。デヨンとは違うウヨンの優しさや思いやりに触れる中で、徐々に心を開いていく様子が繊細に描かれていました。最終的に、母親からの電話をきっかけに、すべての真実を受け入れ、デヨンとの再会を果たすシーンは、感動的で涙が止まりませんでした。

また、脇を固めるキャラクターたちの物語も丁寧に描かれており、それぞれの成長や変化を感じることができました。特に、シウがいじめられていたことを告白するシーンは、胸が締め付けられる思いでした。ウヨンがシウを助けたことで、ダジョンとウヨンの関係にも変化が生じ、物語が大きく動き出します。

つづく