チョン・ダジョンはホン・デヨンの支えもありながら、厳しい生活の中、懸命に日々を過ごしていた。しかし、生活の重圧と家族の仮対を受け、二人は一旦距離を置くことを決意する。チョン・ダジョンは一人で子供たちを育て、ホン・デヨンは安定した収入を得るため、様々なアルバイトに励む。
2020年、チョン・ダジョンはアナウンサーの公開採用試験に挑戦する機会を得る。年齢は非公開ながらも、面接での彼女の堂々とした姿は審査員たちの心を掴んだ。規則に従い、審査員は大学卒業時期を尋ねることで年齢を推測しようとするが、出産のため数年遅れたものの、チョン・ダジョンは見事なパフォーマンスで満点の評価を得る。
一方、ウヨンは学校で問題に直面していた。シウがいじめられている中、姉のシアは傍若無人な態度をとっていた。ある日、屋上に呼び出されたウヨンはシアから警告を受ける。かつての優しいシアの変わりように、ウヨンは衝撃を受ける。
お昼の時間、ウヨンはシウにいじめのことを尋ねる。そこにク・ジャソンとその仲間が現れ、シウを挑発する。ウヨンはシウを守り、ク・ジャソンが投げたバスケットボールを片手でキャッチするなど、クラスメイトからの一目置かれる存在となる。しかし、このことがク・ジャソンとの対立を深め、教師が止めに入るまで乱闘寸前となる。
その後、ウヨンは過去にコ・トクジンを助けた時のことを思い出す。その時、チェ・イルグォンはシアの喫煙現場を目撃し、ウヨンも一緒にいると勘違いする。チェ・イルグォンに問いただされたウヨンは喫煙を否定し、他の生徒の名前を明かすことを拒否する。この行動に教頭は激怒し、保護者を呼び出す。学校に来たチョン・ダジョンは電子タバコが自分のものだと名乗り出て、ウヨンを驚かせる。
コ・トクジンが現れ、ウヨンを助ける。チョン・ダジョンは息子に価た彼を見て驚きを隠せない。チェ・イルグォンと鉢合わせたコ・トクジンは、未だにチェ・イルグォンへの恨みを抱いている様子で、その場を立ち去る。放課後、ウヨンはシアのアルバイトの理由を探ろうとするが、明確な答えは得られない。また、シウがバスケットボールをしているのを目撃する。以前、バスケットボールは嫌いだと言っていたシウの矛盾した行動に疑問を抱き、ウヨンは真相を探ることを決意する。
夜、ウヨンとコ・トクジンは酒を酌み交わしながら、子供たちが悩みを打ち明けてくれないことについて話し合う。一方、エリンに誘われ、チョン・ダジョンも酒を飲みに出かける。そこで偶然チェ・イルグォンと再会する。この再会は、離婚の過去など、様々な記憶をチョン・ダジョンに蘇らせる。エリンは、最初に会った男と付き合うという新しい生き方を提案する。最初は戸惑うチョン・ダジョンだったが、この提案を受け入れることにする。
帰り道、チョン・ダジョンは車に轢かれそうになるが、ウヨンに助けられる。この時、チョン・ダジョンはホン・デヨンに助けられた過去を思い出す。車で駆けつけたチェ・イルグォンがチョン・ダジョンを送ろうとする中、ウヨンも同乗を頼む。チョン・ダジョンの家で、ウヨンは自己管理の大切さ、特にホン・デヨンのバスケットボールに対する姿勢についての話に感銘を受ける。
翌朝、ウヨンはトレーニングを始め、禁酒禁煙を決意する。一方、チョン・ダジョンはホン・デヨンの写真を持ってコ・トクジンの家を訪ね、「ウヨンはホン・デヨンの隠し子ですか?」と単刀直入に尋ねる。この問いかけで物語は幕を閉じ、次回への期待が高まる。
第2話 感想
第2話は、チョン・ダジョンとホン・デヨンの別居という辛い展開から始まりました。生活の苦しさ、家族の仮対、様々な困難に直面しながらも、前向きに生きようとするチョン・ダジョンの姿には胸を打たれます。アナウンサー試験に挑戦するシーンは、彼女の芯の強さと努力家な一面が垣間見え、応援したくなりました。
一方、高校生に戻ったホン・デヨンことウヨンは、子供たちの問題に奔走します。いじめられているシウ、仮抗的なシア、そしてトラブルメーカーのク・ジャソン。それぞれの抱える葛藤が丁寧に描かれており、青春時代の複雑な人間関係を思い出させます。特に、シアの変わりようにウヨンが戸惑うシーンは、親として子の成長を見守る難しさを痛感させられました。
ウヨンとコ・トクジンの飲みのシーンも印象的でした。思春期の子供を持つ親の共通の悩みを共有する姿は、微笑ましくもあり、どこか切なさも感じさせます。大人になっても、親子のコミュニケーションは難しいものだと改めて考えさせられました。
つづく