第6話では、チョン・ダジョンと周りの人々の生活を中心に物語が展開します。チョン・ダジョンは相変わらず仕事と生活の様々な困難に直面しています。
まず、チョン・ダジョンが帰宅する場面。イェ・ジフンとウヨンはどちらも彼女を送ろうとしますが、彼女は一人で帰ると言い張ります。ところが、ハイヒールが突然壊れてしまい、足をくじいて転倒。イェ・ジフンはすぐに彼女を病院へ連れて行きます。一方、ウヨンは壊れたハイヒールを修理しようとしますが、修理屋に古すぎると言われ、新しい靴を買うように勧められます。そこで、ウヨンはスリッパを買って病院へお見舞いに行きます。彼が到著すると、ちょうどイェ・ジフンがチョン・ダジョンにフラットシューズを履かせて、送ろうとしているところでした。その時、チョン・ダジョンはホン・デヨンの代わりにウヨンに謝罪し、手紙を届けてくれたことに感謝します。
その後、ウヨンはトクジンの会社へ行き、トクジンがチョン・ダジョンの不倫についてしつこく言うため、口論になります。トクジンの会社を出た後、階段で同じく靴のトラブルで転びそうになったエリンに遭遇し、ウヨンはとっさに彼女を支え、スリッパを譲ります。エリンはこれに心を動かされます。
次に、チョン・ダジョンは職場に戻り、先輩のチェ・ジナと夜勤をします。チェ・ジナは、チョン・ダジョンが家で独学してアナウンサー試験に合格したことに偏見を持っており、彼女の成功は運だと考えています。しかし、突然の大火災の報道で、チェ・ジナが先に化粧をすると言い出したため、ディレクターはすっぴんのチョン・ダジョンに先に生放送をさせることにします。チョン・ダジョンは見事に任務をこなし、字幕の最速記録まで更新し、コム組長の認めるところとなります。しかし、JBCの会議で、局長はネットでの彼女の離婚イメージに対する否定的なコメントを気にし、重要な野球の取材をチョン・ダジョンにさせず、ユミに担当させることに決めます。
仕事で挫折を味わうチョン・ダジョンですが、「チョン・ダジョン1号ファン」から贈られたぴったりのハイヒールを受け取ります。一方、ウヨンは父親の個人的な問題を手伝い、知らず知らずのうちにチョン・ダジョンの父親の誕生日を祝うなど、チョン・ダジョンの家族への静かな支えを見せます。
さらに、ウヨンとシウの家庭でのやり取りや、家事を嫌がっていた彼が進んで皿洗いを手伝うようになるなど、彼の性格の変化も描かれています。また、ウヨンが自分の本当の身分で義母の誤解に直面する場面は、物語にコミカルな要素を加えています。
最後に、チョン・ダジョンとイェ・ジフンは野球場で出会い、野球の練習を通して、イェ・ジフンはスポーツマンシップでチョン・ダジョンを励まします。実は、以前に匿名でチョン・ダジョンにぴったりのハイヒールを贈ったのはイェ・ジフンで、彼はアイドルへの応援の気持ちを込めて贈ったのでした。同時に、トクジン、チェ・イルグォン、ユリといった他の登場人物たちの関係性も進展し、より複雑な人間関係が明らかになります。
第6話の感想
第6話は、チョン・ダジョンの仕事における苦難と成長、そして周囲の人間関係に焦点を当てた、心温まるエピソードでした。特に印象的だったのは、アナウンサーとしての実力を発揮するシーンです。先輩のチェ・ジナの嫌がらせにも負けず、大火災の速報で見事な対応を見せ、視聴者にその実力を証明しました。しかし、ネットでのバッシングという理不尽な理由で重要な取材の機会を奪われる展開は、現代社会の残酷さを仮映しているようで胸が痛みました。
一方で、イェ・ジフンとウヨンのチョン・ダジョンへの想いが、異なる形で表現されているのも見どころです。イェ・ジフンは陰ながらハイヒールを贈り、ウヨンは家族を支えることで、それぞれの愛情を示しています。二人の対照的なアプローチは、今後の三角関係の行方をより一層期待させる要素となっています。
また、ウヨン自身の変化も注目すべき点です。義母の誤解に戸惑いながらも、家事を手伝うなど、以前とは異なる一面を見せています。18歳に戻ったことで、家族との関係を見つめ直し、成長していく姿は、視聴者に共感と感動を与えてくれるでしょう。
つづく