ヨウルは亡き夫の夢から目覚めます。夢の中では、夫との幸せな日々が蘇っていました。しかし現実は、息子・イチャンを済州島のインターナショナルスクールの面接に連れて行くところから始まります。ヨウルはイチャンの将来の教育に大きな期待を抱いていました。
学校に到著すると、ヨウルはその立派な設備やカリキュラムに感銘を受けます。イチャンを面接室に送り出した後、ヨウルは保護者待機エリアで一人待ちます。そこへ、女優のチャ・ドヨンとその息子・クァク・シウ、ナム氏グループ代表のナム・ジソンの娘・イ・ジュンヒなど、他の保護者たちも次々とやってきます。
保護者面接では、各々がこの学校を選んだ理由を語ります。ヨウルは、イチャンが同級生との喧嘩が原因で転校することになったという本当の理由は伏せていました。喧嘩の原因は、同級生がイチャンの父親の死はヨウルのせいだと言ったことでした。このような状況から、ヨウルは元の学校を離れ、新たなスタートを切ることを決意していました。
保護者たちは集まって談笑しますが、ヨウルは誰も知り合いがおらず、孤独を感じます。一方、チャ・ドヨンは顔なじみの保護者たちと楽しそうに話し、皆を自分のレストランに招待します。そこでチャ・ドヨンは、子供たちの勉強のためにベビーシッターを雇うことを提案しますが、全員が賛同するわけではありませんでした。
面接後、ヨウルはイチャンが合格できるかどうか不安になりますが、どんな結果であれ前向きでいようとイチャンを励まします。母子は海辺を散歩し、イチャンは父親への想いを語ります。
その後、チャ・ドヨンの息子は不合格となり、彼女はナム・ジソンに息子の入学を 助けてくれるよう頼みます。1ヶ月後、チャ・ドヨンの息子を除き、他の子供たちは合格通知を受け取ります。この吉報を祝うため、保護者たちはパーティーを開きます。
パーティーで、チャ・ドヨンは新しく引っ越してきた隣人のヨウルに対し、イチャンのせいで自分の息子が不合格になったと強い敵意を示します。ヨウルは法律事務所から、辞職によって苦情が出ていると電話を受けますが、復職の提案を断ります。また、ヨウルは代理会社からの通知を受け、夫と残した財産でイチャンを立派に育てることを決意します。
イチャンの入学を祝う保護者歓迎会で、ヨウルは他の保護者たちと仲良くしようとしますが、チャ・ドヨンは公然と彼女が自分の息子を蹴落としたと非難します。さらに、さらに悪いことに、ヨウルが600億の詐欺事件の容疑者であったという事実が指摘されました、周囲は騒然となります。
かくれんぼの最中、イチャンはロッカーの中に閉じ込められてしまいます。ヨウルは必死に探し回り、ロッカーの中で意識を失いかけているイチャンを見つけ出します。ヨウルがイチャンを抱きかかえて振り返った瞬間、廊下のガラスに口紅で「welcome」と書かれているのを目にします。それは、新たな試練や脅威が迫っていることを暗示していました。
第1話の感想
『ハイクラス ~偽りの楽園~』第1話は、華やかな済州島のインターナショナルスクールを舞台に、セレブたちの隠された秘密と葛藤が渦巻くドラマの幕開けでした。夫を亡くしたヨウルが、息子・イチャンのために新たな生活を始める姿は応援したくなりますが、早くも周囲の保護者たちとの間に不穏な空気が漂い始めます。特に、チャ・ドヨンの露骨な敵意や、ヨウルの過去を暴露するシーンは衝撃的で、今後の波乱を予感させます。
きらびやかな世界に隠されたドロドロとした人間関係や、上流階級ならではの足の引っ張り合いなど、スリリングな展開に目が離せません。ラストシーンでロッカーに閉じ込められたイチャンと、ガラスに書かれた「welcome」のメッセージは、このドラマが単なる学園ものではないことを示唆しています。ヨウルがこれからどのような困難に立ち向かい、真実を明らかにしていくのか、次回の展開が非常に楽しみです。
つづく