豪雨の中、ヨウルはイチャンをおんぶして帰宅するも、車の鍵を忘れて途方に暮れる。そんな中、見知らぬ女性が車で送ってくれる。家に著き、イチャンを寝かしつけた後、女性の名前を聞き忘れたことに気付く。翌朝、イチャンに熱がないことに安堵したヨウルは、彼を学校へ送り出す。イチャンは、棚に閉じ込められる前に何も見ていないと言い張る。

学校の説明会で、周囲の視線や噂話に居心地の悪さを感じるヨウル。廊下で、以前口紅で書かれた落書きが消されていることに気づき、ヘアピンを拾う。実は前日、イチャンは男子トイレでチャ・ドヨンと男の密会を目撃し、逃げようとして棚に閉じ込められたのだった。

真相を探るため、ヨウルは校長室へ行き、監視カメラの映像を確認したいと申し出るが、肝心の場面は映っていなかった。理事のト・ジンソルは、手続きに従って調査を進めるよう伝える。ト・ジンソルとの会話で、亡き夫が生前、学校に寄付をしていたこと、そしてイチャンの入学は完全に夫のコネではないことを知る。担任教師からはイチャンの英語の成績が悪いことを指摘され、保護者グループに入ることを勧められる。

海辺を散歩中、スケボーに乗った青年からタオルを借りるヨウル。その後、保護者グループに招待され、バディママからメッセージが届く。チャ・ドヨンはナム・ジソンに、ヨウルのような存在が自分たちのイメージを悪くすると愚痴るが、ナム・ジソンはすぐにいなくなると軽くあしらう。同時に、ナム・ジソンはチャ・ドヨンに、出張中の夫の浮気に注意するよう忠告する。

ヨウルは自宅でロックのかかった見知らぬ携帯電話を発見する。グループでイチャンの遊び相手を探すが、皆予定があると断られる。子供たちがイ・ジュンヒの家に招待されていることを知り、イチャンだけが誘われていないことを知ると、バディママがジェインと遊ばせてはどうかと提案する。そして会ってみると、なんとジェインのママこそ、あの夜、車で送ってくれた女性だった。

ヨウルとジェインママは次第に親しくなっていく。そんな中、学校でセヨンのドローンが壊れる事件が発生。イ・ジュンヒはイチャンがやったと主張するが、イチャンは否定する。言い争いが続く中、ジェインママと共に現れたジェインが自分の過失だと認め、弁償を申し出る。事態は穏便に収拾され、互いに責任を問わないことで合意する。

その後、ヨウルはチャ・ドヨンを追いかけ、イチャンへの濡れ衣について謝罪を要求する。チャ・ドヨンは渋々謝罪するものの、ヨウルの疑念は晴れない。帰宅すると花束が届き、最初はジェインママからの贈り物だと思ったが、そうではなかった。そして、あの見知らぬ携帯電話に「おかえり、殺人犯」という恐ろしいメッセージが届く。慌てて情報を探るヨウルは、偶然にもチャ・ドヨンがしていたヘアピン、つまり自分が廊下で拾ったものと同じものを見つける。この発見により、ヨウルの困惑は深まり、物語は更なる謎へと包まれていく。

第2話 感想

第2話は、謎が深まり、ヨウルの不安が増していく展開に引き込まれました。冒頭の雨のシーンは、ヨウルの孤立無援な状況を象徴しているようで印象的でした。見知らぬ女性の親切に救われるも、名前を聞き忘れるという小さなミスが、後の伏線となっている可能性も感じさせ、今後の展開への期待が高まります。

イチャンをめぐる学校での出来事は、上流階級社会の閉鎖性や、子供たちの間にも既に存在する複雑な人間関係を垣間見せてくれます。イ・ジュンヒの行動や、他の保護者たちの仮応は、ヨウルにとってこの世界がいかに過酷なものであるかを改めて突きつけるものだったでしょう。

そんな中、ジェインママとの出会いは、ヨウルにとって一筋の光のように感じられます。しかし、ドローン事件でのジェインママの行動には、少し不自然な点も感じられました。本当にジェインがやったのか、それとも何かを隠しているのか、疑念が残ります。

つづく