第8話は、サガンがかつて子供を亡くし、その後、ゴミョンの愛人によって捨てられたジェジンに出会ったという過去の出来事から始まります。つまり、ジェジンはサガンの実子ではなく、彼女はそれを秘密にしようとしています。
セナに挑発された後、ヨンウォンはサガンに盗聴器のことを伝えます。サガンは家政婦とアン秘書に盗聴器について話し、外部の人間に警戒するよう指示します。一方、オ医師はジェジンに気に入られようと、クリニックを訪ねて彼を助けようとします。
別の場所で、ヨンウォンとヨンミンは母親を訪ねます。そこで、父親の死後、ヨンウォンが自分の家族を経済的に支えるためにチェ家に気に入られるよう努力してきたことが明らかになります。彼女はヨンミンに、セナがどのように彼女を脅迫しているかを話し、二人はセナの家族が火事で亡くなった事件を担当した警察署を訪ねます。担当のチャ刑事は、セナが放火の犯人だと繰り返し述べており、放火事件として捜査していたものの、すぐに事件は終結したことが分かります。
オフィスにいるヨンウォンの元に、ドヒョンの恋人ソイが訪ねてきます。ソイはドヒョンの子供を妊娠しており、二人は子供を産んで海外に移住したいと考えていることをヨンウォンに告げます。ソイはヨンウォンに母親に話してくれるよう頼みます。帰宅したヨンウォンはサガンにこのことを伝えます。サガンはすぐにクリニックに行き、ジェジンにしっかりするよう言い聞かせます。オ医師は不安そうに二人の様子を見つめています。
ジェジンは帰宅し、息子と話をして、最終的に彼の決断を支持します。一方、オ医師はチェ家の写真に自分を切り貼りしながら、ますます妄想的で不安定になっていきます。そんな時、テオから「ジェジンを救え」と励ますメッセージが届きます。
ヨンウォンとサガンはソイの母親と会い、サガンは中絶と引き換えに金を渡そうとします。母親は関心を示すそぶりを見せますが、屈辱を感じて立ち去ります。サガンはガンソンにソイの家族を調査させ、ソイの父親が事業に失敗して経済的に困窮していることを突き止めます。
会合の後、ヨンウォン、ギョンミン、スンジェは、今は鹿牧場を経営しているチャ刑事を訪ねます。刑事は、セナの妹は火事から生き延びたものの、回復する前に死亡のニュースが流れてしまったことを話します。妹は刑事に、セナが放火の犯人だと告げましたが、刑事が行動を起こす前に、セナはノルウェーの家族に養子縁組され、事件は終結しました。刑事はヨンウォンに、セナの妹が住んでいる住所を教えます。
ヨンウォンが帰宅すると、ドヒョンはソイの家族が中絶と引き換えに金銭を受け取ったという念書を書いたため、ヨンウォンが金銭を提示したのかと激怒します。ヨンウォンは同様に激怒し、サガンを訪ね、息子のことに口出ししないように言い、ジェジンを育てたサガンとは違う方法でドヒョンを育てると繰り返します。その後、ヨンウォンはドヒョンに彼の決断を全面的に支持すると伝え、二人の関係は修復されます。
ヨンウォンはセナの妹を探して修道院を訪ねます。場面はインタビューに切り替わり、そこでセナの犯罪についての真実が明らかになります。ヨンウォンはこの録音を送信し、放送されないようにしたければ放送局を訪れるようにセナに言います。セナは妹を探して現れますが、ヨンウォンは「全て嘘です。あなたの妹は死んでいます」と言い放ちます。そして、セナはヨンウォンの首を絞め始めます。
第8話の感想
『我が家 ~嘘のかけら~』第8話は、息詰まる展開で、視聴者を釘付けにするエピソードでした。サガンとジェジンの関係の真実、そしてセナの過去をめぐる暗い秘密が明らかになり、物語は新たな局面を迎えます。
特に印象的なのは、ヨンウォンの強い意誌と行動力です。家族を守るため、そして真実を明らかにするために、彼女はあらゆる手段を尽くします。チェ家に取り入り、ソイの母親と対峙し、チャ刑事を訪ね、ついにはセナの妹の行方を探し出す彼女の姿は、まさに「強い女性」の象徴と言えるでしょう。
一方、サガンは過去の罪悪感に苛まれながらも、ジェジンを守ろうと必死です。しかし、その行動は時に独善的で、ヨンウォンとの対立を深めてしまいます。二人の母親の対比も、このドラマの見どころの一つです。
また、オ医師の狂気的な行動も、緊張感を高めています。ジェジンへの歪んだ愛情は、彼女を破滅へと導いていくのでしょうか。テオからのメッセージも不穏な影を落とし、今後の展開がますます気になります。
つづく