第4話では、まずイ・ジュンの過去が明かされます。彼は喧嘩に強くなりたいため、ユソン工業高校に入学しました。幼い頃、自分を助けてくれた年上の友人に恩返しをしたいと思っていたのです。しかし、その友人は後に暴力団に入り、イ・ジュンを遠ざけてしまいました。
皮肉なことに、イ・ジュンは喧嘩がとても弱いです。彼が勉強会に入った理由は、ガミンから喧嘩の仕方を学びたかったからです。しかしガミンは、勉強に同意しない限りグループに入れないと言います。真剣さを示すため、イ・ジュンは他のメンバーが病院にいるハンギョンを訪ねている間、数学のテストを受けることに同意します。イ・ジュンがテストを受けていると、別の男が近づいてきて、ガミンかと尋ねます。イ・ジュンは自分がガミンだと嘘をつき、連れ去られてしまいます。
男、チャンホは彼を人気のない倉庫に連れて行き、ヨンベク組のテストに合格すれば車を与えると約束します。予想通り、イ・ジュンは見事に失敗します。ガミンとグループのメンバーは学校に戻り、イ・ジュンがいなくなっていることに気づきます。彼らはイ・ジュンのテストを見て、良い点数を取っていることに驚き、彼の行方を心配します。ガンヨプが現れ、イ・ジュンが暴力団に連れて行かれたことを知らせます。
ガミン、ガンヨプ、ジウはイ・ジュンを助けるために倉庫へ急ぎ、セヒョンとヒウォンは警察署へ行き事件を報告します。ガミンたちが到著すると、チャンホはイ・ジュンが身分を偽り、テストに落ちたことを理由に暴力を振るっていました。激しい乱闘が始まり、ガミンは再び策略を用いてチャンホを圧倒します。ガミンが殴られるのを見て、ジウは自分たちの手に負えないのではないかと心配します。しかし、ガミンは機を見て秘策を繰り出し、チャンホを叩きのめします。
同時に、刑事のテマンは警察署内の汚職を疑い始めます。彼はなぜピ・ハヌルが取り調べなしにすぐに釈放されたのかを疑問に思いますが、上司は見て見ぬふりをしろと言います。テマンはまた、ハンギョンが深刻なトラブルに巻き込まれるのではないかと心配しています。彼は1年前に彼女に何が起こったのかを知っているようです。
ヒウォンとセヒョンがイ・ジュンの事件を報告した後、警察はチャンホとその仲間を逮捕するために駆けつけます。テマンは生徒たちに名刺を渡し、またトラブルに巻き込まれたら連絡するように助言します。しかし、ガンヨプは、母の死について言及した後、去っていった暴力団員を追いかけます。
学校での状況が悪化する中、ピ・ハヌルは事態をさらに悪化させる計画を立て続けます。一方、勉強会グループはメッセージグループを作り、イ・ジュンを歓迎します。日々が過ぎ、彼らは勉強会を始め、互いに支え合います。回復後、ハンギョンは学校に戻り、校長に会います。彼女は校長がピ・ハヌルの関与を見過ごしていることを指摘し、公式に報告書を書きます。
その後、彼女は勉強会グループの生徒たちに会い、別の学校への研修旅行について知らせます。生徒たちに勉強会の運営方法についてもっと学んでほしいと考え、ソウルの学校へ連れて行くことにします。興奮した生徒たちは最高の服を著て、旅行当日に集合します。しかし、ガミンは遅刻し、ジウは間違った学校の名前を彼に送ってしまいます。
第4話 感想
第4話は、イ・ジュンの過去が明らかになり、彼の不器用ながらも誠実な人柄が際立つこぼれ話でした。喧嘩に強くなりたいという純粋な動機でユソン工業高校に入学したものの、実際は弱く、ガミンに弟子入りしようとする姿はどこかコミカルです。しかし、友人に恩返しをしたいという強い思いや、勉強会に真剣に取り組む姿勢からは、彼の芯の強さが感じられます。
ガミンがイ・ジュンを助けるために、再び知略を巡らせて暴力団を倒すシーンは、痛快ながらもハラハラさせられました。ジウの心配する様子も、グループの絆を感じさせる良いアクセントになっています。また、ガンヨプが暴力団員の言葉に仮応し、単独で追いかけるシーンは、彼の過去や今後の展開への伏線となっているようで、非常に気になります。
つづく