全校集会で教頭先生が、学校が視察を受けること、学校の評判がかかっており、ハンギョンが悪いと糾弾します。

壇上に上がったハンギョンは一歩も引かず、自分の信念を語ります。彼女のロールモデルについて話すシーンで、ガンヨプと食事をし、彼女の葬儀に参列する回想シーンが挿入されます。

ハンギョンが話している最中、ガミンが乱入し、ピ・ハヌルを殴ります。ピ・ハヌルも仮撃し、皆が衝撃を受けます。ガミンの伝説がまた一つ生まれます。

屋上では、スンチョルと他の見張り役たちが口論しています。一方、ピ・ハヌルはスンチョルを陥れ、ハンギョンが彼を助けるかどうか試す計画を立て、ソンウンに準備をさせます。その頃、スンチョルは入院中の祖父を見舞っていました。祖父はスンチョルが更生してくれることを願っています。

しかし、スンチョルは祖父の入院費を稼ぐために暴力団に入っていました。既に滞納しており、金が必要です。病院で、母親の見舞いに来ていたガミンと偶然出会います。二人は話し、ガミンはスンチョルを勉強会に誘います。話しているうちに、スンチョルは、テチョルから暴力団員が来ていると警告の電話を受けます。

二人の暴力団員がスンチョルを迎えに病院に現れ、ガミンは何もできず、スンチョルは連れ去られます。スンチョルは携帯電話を置き忘れ、祖父から電話がかかってきた際にガミンが出ます。ガミンは、祖父の英語のテスト勉強を手伝うために一緒に時間を過ごすことにします。学ぶことで成長できると信じている祖父は、ガミンにスンチョルを助けるよう頼みます。

翌日、殺人事件のニュースが流れ、スンチョルが容疑者として浮上します。ガミンは刑事に対し、暴力団員がスンチョルに「長い夜になる」と言ったこと以外は全て話します。時間が経つにつれ、ガミンたちはスンチョルが殺人を犯せるのか疑問を抱きます。

次の日、セヒョンは、ピ・ハヌルが現れてから未成年者の重大犯罪が増加していることについて発表します。彼は、暴力団が未成年者を利用して犯罪を犯させ、罪を被れば会社で将来を約束していると考えています。夜遅く、テチョルがガミンに助けを求めます。別の暴力団員がテチョルを襲い、ガミンが止めに入ります。テチョルは、ソンウンが凶器を拭いているのを見たことを告白します。

翌朝、ガミンは勉強会でこの情報を共有し、皆でスンチョルを助けることにします。その夜、ガミン、ジウ、イ・ジュンは暴力団の本部に潜入します。セヒョンとヒウォンは見張りをします。しかし、彼らははぐれてしまい、ジウはナイフを探して事務所に、ガミンは屋上に隠れます。イ・ジュンは暴力団員と戦います。

階下では、ピ・ハヌルと幹部たちが構成員の会合を始めます。ピ・ハヌルはスンチョルが正式に組織の一員になったと発表し、彼に金が入った鞄を渡します。彼は他の構成員にもスンチョルを見習うよう促します。ナ刑事がスンチョルを逮捕しに来ますが、スンチョルが皆の前で罪を自白したことに驚きます。

上の階では、ジウが凶器のナイフを見つけますが、暴力団員のソンホに見つかります。屋上では、ガミンが閉じ込められたドアを開けようともがいています。

第7話の感想

第7話は、スタディーグループの緊迫感が最高潮に達するこぼれ話でした。スンチョルを巡る物語は、彼が置かれた厳しい状況と、それでもなお残る善良さとの間で揺れ動く心情を鮮やかに描き出しています。暴力団の金で祖父の入院費を払うという苦渋の決断は、彼がどれだけ追い詰められていたかを物語っています。

ガミンの正義感と友情も印象的です。彼は、スンチョルを救うため、危険を顧みず行動します。勉強会メンバーと共に暴力団のアジトに潜入するシーンは、手に汗握る展開でした。特に、はぐれてしまった後の各メンバーの行動は、それぞれの個性と能力が際立っていました。ジウの機転、イ・ジュンの勇敢さ、そしてガミンの諦めない心。彼らの友情が、絶体絶命の状況でも希望の光を灯しています。

ピ・ハヌルの冷酷さと狡猾さも、物語に緊張感を与えています。未成年者を利用して犯罪を犯させる彼のやり方は、まさに悪の権化と言えるでしょう。スンチョルに罪を著せ、彼を組織に取り込むことで、さらに勢力を拡大しようとするピ・ハヌルの野望は、スタディーグループにとって大きな脅威となります。

つづく