ヘジンはチェ・ヒョンソとウ副院長を呼び出し、新しい指導法を見つけたため、例の資料はもう必要ないと告げた。ウ副院長は驚き、チェ・ヒョンソはヘジンほどの才能の持ち主がもったいないと残念がる。そして、チェ・ヒョンソはヘジンとジュノの交際を暴露し、ヘジンは衝撃を受ける。

塾に知られたら大変なことになると悟ったヘジンは、塾に行かず、ジュノに夜飛行で会うよう連絡する。同時に、キム院長に電話でウ副院長が人材と資源を引き抜くつもりだと伝える。キム院長は占い師に今年貴人が現れると聞いていた矢先で、ヘジンの知らせに焦る。

チェ・ヒョンソは秘書から偶然ヘジンとジュノの関係を知り、ウ副院長とこの件を利用しようと画策する。教師と生徒の恋愛は保護者の仮感を買うからだ。ウ副院長はヘジンと親しい人に噂を流させ、ナム・チョンミを利用してヘジンを追い詰めようと考える。ジュノは何も知らず、ヘジンのメッセージを見て夜飛行へ急ぎ、彼女の表情から事態の深刻さを察する。

夜飛行に到著したキム院長は、ヘジンにジュノとの関係を否定し、ジュノを異動させるよう提案するが、ヘジンは拒否する。塾に戻ったウ副院長はすぐに行動を開始し、ユン組長を夕食に誘い、ナム・チョンミにヘジンの件を伝え、ヘジンの生徒を引き継ぐよう仕向ける。ナム・チョンミは有名になりたい気持ちとヘジンを傷つけたくない気持ちの間で葛藤する。

一方、ジュノの母とスンギュの母は食事を共にし、それぞれの息子を呼び出す。ジュノはナム・チョンミと話そうとしていたが、母の電話で仕方なくレストランへ向かう。その後、ユン組長はグループチャットでヘジンの職権乱用を問う会議を開くと告知する。スンギュの母はメッセージを見て顔色を変え、ジュノは母にヘジンとの関係を告白する。

ジュノは塾へ戻り、ヘジンを慰め、食べ物を用意するが、ヘジンは食欲がなく、雪の中を一人で帰宅する。別れた後、二人はお互いを思いやり、途中で出会い、互いを気遣う言葉を交わす。ついにヘジンは「愛してる」と打ち明け、ジュノはキスで応える。困難な状況の中、二人は乗り越える力を見つけたようだ。このシーンは二人の深い愛情を示すと共に、今後の展開への伏線を張っている。

第13話の感想

第13話は、ヘジンとジュノの愛が試練にさらされる、緊迫感あふれるエピソードでした。チェ・ヒョンソによる交際の暴露は、まさに青天の霹靂。ヘジンの動揺、そして塾内での権力争いに巻き込まれていく様子に、見ているこちらも息を呑みました。

特に印象的だったのは、ヘジンがキム院長からの提案を拒否するシーン。自分の気持ちに正直であろうとする彼女の強い意誌を感じました。周囲の大人たちは保身や打算で動きますが、ヘジンとジュノは純粋に愛し合い、支え合おうとする姿が胸を打ちます。

ウ副院長の策略、そしてそれに翻弄されるナム・チョンミの葛藤も、物語に深みを与えています。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、今後の展開がますます予測不可能に。

つづく