第9話、ジュノはヘジンからの誘いで、胸を高鳴らせ彼女の部屋へと向かおうとしていた。しかし、スンギュからの電話で足止めを食らう。朝、引っ越しを手伝ってもらった恩義もあり、ジュノは仕方なくスンギュの元へ戻ることに。「30分以内に戻る」とヘジンに約束し、彼女は少し残念そうにしながらも頷いた。

帰り道、ジュノはスーパーで多めに酒を買い込み、スンギュを酔わせて早く抜け出そうと考えた。家に戻ると、スンギュはフライドチキンを美味しそうに頬張っていたが、ジュノは気が気でなかった。なんとかスンギュを宥め、家を出る。ヘジンに電話で待っていてくれることを確認し、ジュノは一目散に彼女の元へ走った。

息を切らしながら現れたジュノに、ヘジンは不思議そうな顔をする。ジュノは「早く会いたかったから」と説明し、ヘジンは大笑いしながらも、彼の愛情を感じていた。二人は関係を進展させようとするが、経験不足で奥手なジュノは、ヘジンにリードを求め、つい「先生」と呼んでしまう。この呼び方に戸惑ったヘジンは、まるで自分が悪いことをしているかのような気持ちになり、うっかりジュノをベッドから突き落としてしまう。事態を察したジュノは「ヘジン」と名前で呼び直し、緊張が解けた二人はようやく心を通わせることができた。

一方、チェ・ヒョンソはヘジンを引き抜くことができず、ピョ先生に目を向ける。パク秘書による最初の誘いは断られたものの、期末試験当日、ピョ先生は契約内容を確認せずに二度目の誘いを受けた。同じ頃、生徒たちの好成績に喜ぶヘジンは、エレベーターでジュノと出会い、短い逢瀬を楽しむ。

チェユンはヘジンとジュノの関係に気づき、自身もジュノに好意を抱いていることから、板書の指導を口実に彼に近づこうとする。ジュノは困り果て、ヘジンに助けを求める。また、同僚に刺激されたピョ先生は、退職願望を抱き始め、ベスト学院が次の職場になるかもしれないと考える。

同僚たちの飲み会で、チェユンはジュノに過剰に親しく接し、ナム・チョンミは慌てて場を収める。その後、四人はジュノの家に集まり、ナム・チョンミとスンギュの間で小さな衝突が起こる。翌日、ピョ先生は突然追逐学院を訪れヘジンを探し、彼女は驚きを隠せない。彼の真意が分からず、困惑するヘジン。

第9話の感想

第9話は、ジュノとヘジンの関係が進展する一方で、周囲のキャラクターたちの思惑が交錯し、今後の展開が気になるエピソードでした。特に、ジュノの不器用ながらも誠実な愛情表現は微笑ましく、応援したくなります。しかし、経験不足からくる「先生」呼びは、ヘジンの戸惑いを招き、二人の間にぎこちなさを生んでしまいました。このハプニングを通して、より親密になった二人ですが、チェユンの存在が新たな波乱を予感させます。

一方、ピョ先生はベスト学院への移籍を検討し始め、物語に新たな展開をもたらします。チェ・ヒョンソの思惑通りに事が運ぶのか、それとも別の展開が待ち受けているのか、今後のピョ先生の動向に注目です。

また、ナム・チョンミとスンギュの小さな衝突も気になるところです。一見、コミカルな場面ですが、二人の関係性が今後どのように変化していくのか、今後の展開に影響を与える可能性も秘めています。

つづく