チョン・ソヨンはカン・テウの手にある写真、彼女とペク・スンジェのツーショットを見ます。カン・テウはペク・スンジェがカン・テヒョンの死に関わっているのではないかと疑いますが、チョン・ソヨンはペク・スンジェが殺人を犯すとは信じられないと断言します。一方、オ・デヨンはキム・ドハクに脅され、危機的な状況に陥ります。それを知ったカン・テウはすぐに救助に向かいます。同時に、チョン・ソヨンはペク・スンジェに99億ウォンを盗んだことを告白しようと決意し、キム・ドハクの報復を避けるため海外へ逃げるようペク・スンジェに勧められます。チョン・ソヨンがカン・テヒョンのことを尋ねると、ペク・スンジェは動揺しますが、何も認めません。

チャン・グムジャの家に戻ると、家は荒らされており、チョン・ソヨンは電話のメッセージでチャン・グムジャが病院にいることを知り安堵します。その後、彼女は壺に隠していたお金を取り出し、スーツケースに詰めて車のトランクに入れます。お金を積んで出発すると、ホン・インピョがこっそり尾行します。カン・テウはオ・デヨンを救出し、キム・ドハクに彼を解放させ、代わりに自分が残ります。チョン・ソヨンを守るため、カン・テウは彼女をただの合コン相手だと嘘をつき、命の危険にさらされます。

カン・テウを救うため、チョン・ソヨンはキム・ドハクに電話をかけ、会う約束をし、カン・テウを解放しなければお金をすべて海に捨てると脅します。その後、彼女はカン・テウにペク・スンジェはカン・テヒョンの死とは無関係だと伝えますが、すぐにキム・ドハクに連れ去られます。キム・ドハクはチョン・ソヨンが持ってきたお金を調べ、29億ウォンにも満たないことを発見し、残りの金の所在を問い詰めます。チョン・ソヨンはデヨンテックの不正の証拠を使ってソ・ミンギュを脅そうとしますが、失敗します。その時、ずっと尾行していたホン・インピョが現れ、残りの金のありかを知っていると主張し、キム・ドハクにチョン・ソヨンの解放を条件に金を探すと申し出ますが、チョン・ソヨンはそれを拒否します。

ホン・インピョはユン・ヒジュに助けを求め、チョン・ソヨンからもらったお金を返すように懇願しますが、見破られます。カン・テウは事故の運転手イ・サンチョルとペク・スンジェの関係を調べ、ペク・スンジェを見つけ、彼とチョン・ソヨンが異父兄妹であることを知ります。同時に、ユン・ヒジュはチョ部長がイ・ジェフンを脅迫していた事実を発見し、部下にチョ部長を始末させ、イ・ジェフンにはチョン・ソヨンを始末するよう命じます。イ・ジェフンがためらうため、ユン・ヒジュは自ら手を下すことにします。

最後に、カン・テウはチョン・ソヨンが監禁されている場所を見つけ、救出に向かいますが、彼女はすでに脱出していました。その後、チョン・ソヨンは一人で車で来たユン・ヒジュと遭遇し、物語はここで緊迫したまま終わります。

第9話の感想

第9話は、息もつかせぬ展開で、まさに手に汗握る回でした。チョン・ソヨンとカン・テウの関係性がさらに深まり、お互いを守ろうとする姿には胸を打たれました。特に、カン・テウがキム・ドハクに捕まり、チョン・ソヨンを守るために嘘をつくシーンは、彼の深い愛情を感じさせ、感動的でした。

しかし、感動的なシーンがある一方で、緊迫感も増しています。キム・ドハクの執拗な追跡、ホン・インピョの暗躍、そしてユン・ヒジュの冷酷な行動など、様々な脅威がチョン・ソヨンとカン・テウに迫っています。特に、ラストシーンでチョン・ソヨンとユン・ヒジュが対峙する場面は、今後の展開を暗示するようで、非常に不気味な印象を受けました。

また、ペク・スンジェとチョン・ソヨンの関係、そしてカン・テヒョンの死の真相など、物語の核心に迫る伏線も散りばめられており、ますます目が離せません。ホン・インピョの真意も未だ不明瞭で、彼が今後どのような行動に出るのか、非常に気になります。

つづく