主人公のヒョシムは、フィットネスジムのトレーナーとして働いています。彼女は仕事熱心で、早朝からトレーニング指導を行うなど、真面目な性格です。その働きぶりが評価され、チーム長に昇進します。
一方、ヒョシムの母ソンスンは、ヒョシムの父が家出したため、占い師を頼って行方を捜しています。しかし、占い師に言われるがまま、闇金から借金をしてしまい、その返済をヒョシムに押し付けています。
ヒョシムの弟ヒョドも、母と同様に闇金から借金をしています。彼は、高級車を買うなど、贅沢な生活を送るために借金を重ね、その返済を姉のヒョシムに頼っています。
ヒョシムの兄ヒョソンは、テサングループの社員で、カンナムに妻と2人の子供と暮らしています。
ヒョシムのもう一人の兄ヒョジュンは、司法試験合格を目指して勉強中ですが、些細なことでも集中力が途切れてしまうため、苦労しています。
もう一人の主人公であるテホは、カリフォルニアから韓国へ帰国します。彼はヒョシムと同様に、身体を鍛えることに興味を持っています。
テホの叔母であるスクヒャンは、テホの祖母ミョンヒを監禁しています。これは、ミョンヒが遺産を孫のテホに譲ろうとしているためで、スクヒャンは自分の長男に遺産を相続させようと企んでいます。
テホは、祖父の死後、祖母の身を案じています。叔母は祖母が認知症で家を出たと言いますが、テホは信じられず、弁護士に相談します。
ヒョシムとテホは、早朝のジョギング中に出会います。二人はぶつかってしまい、テホはヒョシムに腹を立てます。ヒョシムは治療費を払うと申し出ますが、テホは彼女を「クレイジー」だと思い、申し出を拒否します。
エピソードの最後、ヒョシムが夜遅くにジムでトレーニングをしていると、テホもジムにやってきて、二人は再会します。
第1話の感想
「ヒョシムの独立奮闘記」第1話は、主人公ヒョシムのキャラクターと、彼女を取り巻く家族の状況が丁寧に描かれていて、とても引き込まれました。フィットネストレーナーとして働くヒョシムの真面目さや、家族のために奮闘する姿に共感しました。特に、母や弟の借金問題を一人で抱え込む姿は、見ていて辛くなるほどでした。
一方、テホの登場シーンは、ヒョシムとの対比が印象的でした。カリフォルニアから帰国したばかりの彼が、これからどのようにヒョシムと関わっていくのか、二人の関係性の変化が楽しみです。また、テホの家族の秘密や、祖母の監禁事件など、サスペンス要素も加わり、今後の展開から目が離せません。
つづく