テミンはヒョシムから、いとこのテホがジムに来ていないと心配する電話を受ける。テミンはテホが無事だと伝えるが、実はテホが事故車を隠しているガレージに近づいていた。テミンはジンソに車をレッカー移動するよう指示。現れたテホは、祖父母の最後の思い出の品だと抵抗するが、車は運び去られ、テホはテミンを殴りつける。
テミンは、テホの父が自分と家族にした仕打ちを告げ、テホに詮索をやめるよう忠告する。その後、テミンはウィチョンヴィラを訪れ、ヒョシムを中傷する落書きを見つけて写真を撮る。一方、ヒョシムは母親の癇癪をなだめようと懸命だった。
場面は変わり、スギョンはレストランでテミンを待つが、彼は現れずスギョンは激怒する。
翌朝、ヒョシムはトレッドミルの広告撮影をする。ジムの外で広告を貼っているとテホが現れ、他にやるべきことができたのでジムにはもう来ないと告げる。
ヒョシムがジムから帰ると、ヒョドとテヒがウィチョンヴィラの外にいた。ヒョシムはヒョドが持っていたバンツの鍵を奪い、車を売ってしまう。
一方、ヒョジュンはレストランを訪れる。そこではミリムがアルバイトをしており、女優を目指す動機についてヒョジュンが正しかったと告げる。
ヒョシムは母親を元気づけるために食料品を買いに行くが、帰宅しても母親はふてくされて寝たまま、食事も会話も拒否する。ヒョシムはふかし米の袋を持ってクッスンの家へ。クッスンは、ヒョシムの母が落ち込んでいるのは経済的な問題が原因だと教える。
ヒョソンは、妻が皿洗いをするレストランの外で待つ。仕事終わりの妻はヒョソンを見て驚く。彼女は酔っ払い、過去を振り返る。そして、子供たちを自分のような境遇にしたくないから、教育に力を入れているのだとヒョソンに訴える。
エピソードの最後、スッヒャンはジンソに、ミョンヒがこれ以上問題を起こさないように死んでほしいと告げ、それを実現するよう懇願する。
第10話の感想
「ヒョシムの独立奮闘記」第10話は、それぞれのキャラクターの葛藤が深まる回でした。テミンはテホへの復讐心と、ヒョシムへの想いの間で揺れ動いている様子。テホは事故の真相を知り、テミンへの怒りを募らせますが、ヒョシムにはジムをやめると告げるなど、複雑な心境がうかがえます。
ヒョシムは、家族の問題に加えて、母親の経済的な問題を知り、さらに苦悩を深めます。それでも、母親を元気づけようと努力する姿は、彼女の強さと優しさを表しています。
また、スッヒャンのミョンヒへの殺意は、物語に不穏な影を落とします。ジンソへの懇願は、今後の展開に大きな影響を与えるでしょう。
つづく