ヒョシムは酔ったテホを家まで送ります。そこでテホの兄テミンに会いますが、テミンはヒョシムがテホと飲んでいたことに不機嫌になります。テミンは、自分とは出かけないのに、知り合って3ヶ月のテホとは飲むのかとヒョシムを問い詰めますが、ヒョシムは説明する間もなく、テミンは去ってしまいます。
その後、ヒョシムは実家で母が食事を用意していることに気づきます。翌朝、二日酔いのヒョシムがその食事を摂ろうとすると、弟のヒョジュンが食べています。母が息子たちと自分を差別することに、ヒョシムは怒りと失望を感じます。
テミンは出勤途中のテホを呼び止め、ヒョシムを家まで送らなかったことを非難します。テホは気にしない様子を見せますが、すぐにヒョシムに連絡し、二日酔い覚ましのスープに誘い、ヒョシムは快諾します。
一方、ヒョドとテヒは、ヒョドへの借金の代わりに卵を受け取るため、債務者の親戚を訪ねます。しかし、当人は不在で、ヒョドは鶏の世話を頼まれます。結果、ヒョドとテヒは鶏の世話をし、卵を持って帰りますが、帰り道でテヒが怪我をし、ヒョドは彼女を背負ってアパートまで運びます。
ヒョシムとスープを食べている最中、テホは祖母ミョンヒに関する悪い知らせを受けます。テホはヒョシムに連絡を取り続けると言い残し、食事の途中で席を立ちます。
ミョンヒが亡くなったという知らせを受け、テホとテミンは病院に駆けつけます。警察が遺体を発見し、ミョンヒのものと確認されました。しかし、ミョンヒは実はウィチョン・ヴィラで生きており、テレビで事態の展開を見ています。
翌日、ミョンヒの葬儀が行われます。葬儀中、ジンボムは取り乱し、スッヒャンは泣くふりをします。一方、ヒョシムは、テミンとテホの祖母が亡くなったことをテレビで知ります。
第12話の感想
『ヒョシムの独立奮闘記』第12話は、ヒョシムの家族に対する複雑な感情と、テホ、テミンとの関係が交錯する回でした。
ヒョシムは、酔ったテホを送り届けたことでテミンに誤解され、問い詰められます。テミンとの関係も進展しない中、テホとの距離が縮まる様子に、ヒョシムの心が揺れ動いているのが感じられました。
また、家族のために尽くしてきたヒョシムが、母親の変わらぬ態度に失望するシーンは胸が痛みます。いつも自分より息子たちを優先する母親に対し、積もりに積もった不満が爆発寸前です。
つづく