第28話

ヒョシムは、ウィチョン・ヴィラを出て、新しい家での生活を始める。ソンスンはヒョシムを操れると思い、彼女を引き留めようとするが、ヒョシムは最終的に家を出る。

一方、テミンはスギョンと教会で結婚式を挙げる。テミンの結婚式に出席した後、テホはヒョシムの新居での荷ほどきを手伝うために急いで向かう。すべてが片付くと、ヒョシムはテホに帰るように言い、テホは職場へと向かう。

ウィチョン・ヴィラでは、ウジュがガオンをプロデューサーに会わせるために連れて行く。一方、ソンスンとヒョシムは、お互いがいないことに慣れず、なかなか寝付けない。

また、スッヒャンはテヒを部屋に閉じ込め、外出を許さない。スッヒャンはテヒに、ビジネス関係の息子の結婚を強要している。そんな中、ヒョドはチンピラに暴行を受ける。彼は家に戻るのが恥ずかしく、チキン店で働いている。

ヒョシムが引っ越した後、ヒョジュンはソンスンと一緒に暮らすために実家に戻る。彼はソンスンに、法律には興味がないため司法試験を受けないと告げる。さらに、代わりに就職するつもりだと話す。この事実に全てが混乱し、ヒョソンはヒョジュンに試験を受けるよう説得しようとする。

職場で、テホはスギョンのニュース番組を目撃し、テホの父親を殺した犯人の真実を暴露する恐れがあることに気づく。テホは、これがテミンが急いで結婚した理由かもしれないと考える。彼はニュースチャンネルのスタッフを買収し、真実を聞き出そうとする。

エピソードの終盤、テミンの結婚を知ったミョンヒは、公衆電話からスッヒャンに電話をかける。同時に、スッヒャンはミョンヒを捕まえるよう部下に命じる。ミョンヒがチンピラに囲まれ、捕まりそうになったところでエピソードは終わる。

第29話

第29話は、前のエピソードの続きから始まる。ジンスと彼の部下たちはミョンヒを囲んでいる。しかし、彼らが彼女を捕まえようとしたその時、警察の車が通り過ぎる。ミョンヒが警察に助けを求めると、警察官は彼女をバス停に連れて行く。

ミョンヒがウィチョン・ヴィラに到著した時、彼女は体調が悪そうだ。彼女が気を失いそうになった時、クッスンが気づく。その後、クッスンは彼女が回復できるように食事を作る。

ミョンヒを定期的に診察していた看護師は、テホとヒョシムが食料品の買い物をしている時に偶然テホと出会う。二人がお互いを認識した後、気まずい沈黙が流れる。しかし、その後、二人は別れる。

家では、ソンスンがヒョジュンの試験拒否にまだ怒っている。そんな中、ヒョシムは大学に入学するために訪れる。彼女は後に試験が英語であることを知り、英語の勉強をする。さらに、テホは彼女に手を貸すことを申し出る。

スッヒャンとジンボムは義理の家族と夕食に出かけ、その後酔って帰宅する。テヒはこの機会を利用して家から逃げ出す。エッグタルト店の外で、彼女はヒョドに出会い、二人は一緒に逃げる。

一方、ミリムがウィチョン・ヴィラを訪れ、ヒョジュンの司法試験の勉強を手伝うと申し出る。その後、彼女は彼を部屋に連れ戻し、司法試験を受けるように説得する。

エピソードの最後の瞬間、テホは看護師と一緒に出かけ、祖母について尋ねる。彼女は、ソンスンが彼女を別荘に閉じ込めた話をテホに打ち明ける。テホはこの知らせに打ちのめされ、深酒をした後、ヒョシムの家に行く。彼女が彼を慰めると、彼は涙を流し、エピソードは終わる。

第28-29話の感想

『ヒョシムの独立奮闘記』第28-29話は、ヒョシムの独立を軸に、周囲の人々の人間模様が複雑に絡み合い、物語が大きく動いた回でした。

ヒョシムが家を出て、テホとの関係も進展しそうな一方で、家族の問題は山積み。特に、ヒョジュンの司法試験拒否は、母親ソンスンとの関係をさらに悪化させ、見ていて辛かったです。ヒョシムの優しさが、家族を甘やかしてしまった結果とも言え、家族のあり方について考えさせられました。

また、テホの父親の死に関する真実や、テミンとスギョンの歪な結婚、ミョンヒを巡る陰謀など、サスペンス要素も強まり、目が離せません。特に、テホが祖母の真実を知って涙するシーンは、彼の苦悩が伝わってきて胸が締め付けられました。

つづく