第42話
テミンとテホは、TVライブの報道によって引き起こされるであろうテサングループの混乱を収拾するため奔走する。テミンはTVライブに直接警告し、訴訟も辞さない構えを見せる。
その後、テホとテミンは一緒にサウナを訪れ、食事を共にする。兄弟であることを知った二人の間には、ぎこちなさが漂いつつも、距離を縮めようとする様子がうかがえる。
一方、ヒョシムとミリムは、チュリョンが半年前に家を出たことを知る。二人は行方不明のチュリョンを探すため、チラシを配り始める。
ヒョドとテヒは離婚届にサインする。テヒは実家に戻るが、スクヒャンはテヒを冷遇し、暴力を振るう。しかし、ジンスがテヒをかばい、スクヒャンを製止する。
その夜、テホは祖母のミョンヒに会うため、ウィチョン荘を訪れる。テホはミョンヒに、兄弟であるテミンができたことを喜び、安心させる。その後、テホはヒョシムに状況を報告し、ヒョシムはテホを慰める。
テミンが帰宅すると、スクヒャンが待ち構えていた。二人の会話の中で、スクヒャンは夫がテミンの父親を殺したことを認める。家を出たテミンは、彼を待っていたテホに支えられ、涙を流す。
翌朝、ジンスはテヒにフライドチキンを差し入れる。テヒはジンスに、自分が彼の娘なのかと尋ねる。場面は変わり、ヒョシムは、ある女性から父親を知っているという男性がいると電話を受ける。ヒョシムはその女性に会うために走り出す。
第43話
ソンスンは、ミリムとヒョジュンが朝食をとっているところに加わる。軽い会話の後、ソンスンはヒョシムの居場所を尋ねるが、二人は知らないと言う。
場面はヒョシムに移り、彼女は父親を探すため、ある女性を訪ねる。ヒョシムを待っていた男性は、父親がよくピアノ教室に通っていたことを告げるが、最近は姿を見せないと言う。
ヒョシムが帰宅途中、闇金業者から電話があり、姪と甥が事務所にいると告げられる。ルビーとフィリップを家に連れ帰ったヒョシムは、二人だけで闇金業者を訪ねたことを叱る。
一方、テヒはジンスに直接、自分が彼の娘なのかと問い詰める。ジンスが明確に否定しないため、テヒの疑念は深まる。ジンスとスクヒャンは会話をし、スクヒャンは、事態が悪化した場合、自分の代わりにジンスに罪をかぶるよう促す。
ジンスはテホに会いに行き、自分が責任を取ると言う。しかし、テホはスクヒャンがジンスを唆していることに気づいている。テヒは真実を確かめるため、ジンスを誘い出し、一日を一緒に過ごす。テヒは酔ったジンスの髪の毛を採取し、検査に出そうとする。
一方、ヒョシムはヒョドを訪ねる。ヒョシムはヒョドにテヒについて尋ね、ヒョドはテヒを本当に愛していたが、二人は違いすぎたため別れたと語る。その後、ヒョドは自分の利益のためにテヒとの関係を利用しようとしたことを打ち明ける。
ウィチョン荘の外で、テホは帰宅するヒョシムを待つ。二人は互いの近況や悩みを共有し、屋上で楽しい時間を過ごす。
一方、テミンは体調を崩してしまう。スクヒャンは母親らしい態度でテミンを洗脳しようとするが、今回はテミンを納得させることができない。その後、ジンボムはテミンと会話をし、自分がテミンの父親を殺したことを告白する。ジンボムは、デルレウォン峠でテホとテミンの父親を追いかけ、殺害した経緯を語る。
第42-43話の感想
「ヒョシムの独立奮闘記」第42-43話では、物語が大きく動きました。テミンとテホは兄弟としての絆を深めつつも、テサングループの闇に立ち向かう姿が描かれ、緊張感が高まります。特に、スクヒャンが夫の罪を認めるシーンは衝撃的でした。テミンが真実を知り、苦悩する姿は胸を打ちます。
一方、ヒョシムは父親探しに奔走し、新たな手がかりを得ます。父親との再会が近づいている予感に、期待が高まります。また、ヒョシムとテホがお互いを支え合う姿は、見ていて心が温まります。
テヒの出生の秘密や、スクヒャンの策略など、複雑に絡み合う人間関係から目が離せません。真実が明らかになるにつれて、登場人物たちの関係性がどう変化していくのか、今後の展開が非常に気になります。家族の愛憎劇、出生の秘密、そしてヒョシムの自立と、盛りだくさんの内容で、次回が待ちきれません。
つづく