ヒョシムは病院に入院中の父チュリョンを訪ねる。しかし、父はヒョシムのことを覚えておらず、ヒョシムも自分が娘だとは名乗らない。父は子供たちの近況を尋ねるが、妻のスンソンについては何も聞かないため、ヒョシムは非常に腹立たしく思う。さらに父は、スンソンには自分が生きていることを秘密にしてくれと頼む。ヒョシムは、父が他の子供たちにも会おうとしないことに苛立ちを募らせる。

一方、テホはスンソンを祖母のミョンヒに会わせる。スンソンは、屋上に住んでいる女性がテホの祖母であり、裕福な家庭の出身であることに驚くが、すぐに打ち解け、ミョンヒと仲良くなる。スンソンは、娘がミョンヒと知り合いであること、そしてテホが責任感のあるしっかりした青年であることを知り、安心する。ミョンヒもまた、テホがヒョシムとの家庭をきちんと築くだろうとスンソンに保証する。

そんな中、ヒョソンは、父の現在のパートナーであるミヒと対面する。ミヒはヒョソンの学生時代の教師であり、ヒョソンは彼女を覚えていた。ミヒは、チュリョンが肝臓癌を患っており、移植を受けなければ余命わずかだと告げる。ミヒはヒョソンとその家族に助けを求めるが、怒りと不満を抱えるヒョソンは拒否する。

テサンで、テミンはヒョソンとテホを呼び出す。テミンはヒョソンをマネージャーに、テホをディレクターに昇進させる。彼は二人の貢献に感謝し、今後も努力を続けるよう励ます。その後、ヒョソンは昇進の吉報をヒジュに伝え、ヒジュは大喜びする。ヒジュは家族全員を招いてパーティーを開くことにする。

ヒョシムがアパートに戻ると、テホが彼女を待っていた。テホは、ヒョシムが祖母との約束をすっぽかしたことを問い詰める。しかし、ヒョシムは混乱しており、理由を説明せずに謝罪し、テホに帰ってほしいと頼む。

翌朝、ヒョシムは再び病院を訪れる。ヒョシムは父の態度を問い詰め、なぜ母を含む家族に会おうとしないのかと責める。その時、ミヒはチュリョンを「夫」と呼ぶ。

ヒョシムが病室を出ると、チュリョンに会いに来たヒョソンと鉢合わせする。二人はこの状況について話し合う。ヒョシムは、母が苦しんでいる間、父が他の女性と逃げたという現実に打ちのめされ、涙を流す。父の死期が迫っていることを知り、二人は家族に父のことを知らせるべきかどうか話し合う。

その後、ヒョソンはヒジュが昇進祝いのパーティーを開いているカフェに到著する。家族全員が集まるが、ヒョシムだけは混乱した様子で姿を見せない。パーティーの最中に、ミヒが現れ、スンソンに助けを求める。

エピソードの最後に、テホはヒョシムを訪ねる。テホは、ヒョシムが自分たちの結婚や関係を軽んじていると責める。しかし、ヒョシムは何も語らず、テホをさらに苛立たせる。ヒョシムは結婚を延期したいと告げ、エピソードは終わる。

第48話の感想

「ヒョシムの独立奮闘記」第48話は、まさに怒涛の展開でした。ヒョシムの父チュリョンとの再会は感動的…と思いきや、父の身勝手な言動にイライラが募ります。家族を捨てておきながら、妻スンソンのことは何も聞かず、自分の存在を隠そうとする姿には、共感できません。

一方、テホとスンソンの関係は良好で、ミョンヒとの絆も深まっている様子。それだけに、ヒョシムがテホとの結婚を延期したいと言い出したことに、衝撃を受けました。ヒョシムの抱える苦悩を考えると、テホの気持ちも理解できますが、二人の関係がどうなってしまうのか、ハラハラします。

ヒョソンは父の病状を知り、ミヒから助けを求められますが、当然のように拒絶。ヒョソンの怒りはもっともですが、父の命がかかっているだけに、今後の決断が気になります。

つづく