テホはヒョシムに結婚式の延期を問い詰め、結婚を重要視していないのかと迫ります。ヒョシムは父親に会ったこと、そして父が重病であることを打ち明けます。テホはヒョシムの状況を理解しつつも、結婚延期を望んでいませんでしたが、ヒョシムの意思を尊重せざるを得ませんでした。
テホが去った後、ヒョシムはヒョソンから、ミヒがカフェに現れたと連絡を受けます。ヒョシムとヒョソンは、ソンスンがチュリョンを見舞いに病院へ到著すると、急いで病院へ向かいます。ソンスンは病院のベッドに横たわるチュリョンを見て取り乱し、4人の子供を残して他の女性と逃げたことを激しく非難します。ミヒの髪を引っ張るソンスンを、ヒョシムとヒョソンが止めに入ります。その後、ソンスンをウィチョン・ヴィラに連れ帰り、ソンスンはチュリョンへの肝臓提供をしないよう警告します。
翌朝、テホはヒョシムに電話し、昨夜怒ったことを謝罪し、夕食に誘います。しかし、ヒョシムは精神的に余裕がなく、テホの誘いを断ります。
一方、病院ではチュリョンの病状が悪化し、深刻な状態になっていました。ヒョド、ヒョソン、ヒョシムは適合検査を受け、ヒョシムだけが適合することが判明します。ヒョシムは家族がバラバラになるのを防ぐためだけに移植手術を受けることを承諾しますが、移植後、父には会わないと固く決意しています。
その頃、テホはテサンにあるテミンのオフィスを訪ねます。テホはテミンに、昇進を保留にし、代わりに結婚後、イギリス支社にしばらく転勤させてほしいと頼みます。テホは、ヒョシムがスポーツマーケティングに興味があり、イギリスはその分野を追求するのに最適な場所だと説明し、しばらくの間、お互いの家族から離れて過ごしたいと伝えます。
ウィチョン・ヴィラでは、クッスンが家の中の物をすべて処分していました。ミョンヒもテヒを連れてクッスンを訪ねます。クッスンはミョンヒを見て怒り、口をきこうとしませんでしたが、ミョンヒから数本のボトルを贈られ、怒りを鎮めます。
病院では、ヒョシムが移植手術の準備を始めます。ヒョソンはヒョシムを訪ね、移植を受けないよう説得しようとしますが、ヒョシムは家族の心の平穏のために手術を受ける決意を固めていました。
エピソードの最後、ヒョシムは手術室に運ばれます。その頃、テホは移植の知らせを聞き、急いで病院へ向かいます。
第49話の感想
第49話は、ヒョシムの家族に対する深い愛情と葛藤が描かれた回でした。父チュリョンの病状が悪化し、唯一適合するヒョシムが移植を決意するシーンは、胸が締め付けられる思いでした。家族のために自己犠牲を厭わないヒョシムの姿は、感動的であると同時に、彼女自身の幸せを願わずにはいられません。
テホがヒョシムの状況を理解しながらも、結婚を延期したくない気持ちをぶつける場面も印象的でした。二人の関係が、今回の出来事を通してどのように変化していくのか、今後の展開が気になります。
また、ソンスンの激しい怒りや、ヒョソンがヒョシムを説得しようとする姿など、家族それぞれの思いが交錯し、物語に深みを与えていました。特に、クッスンがミョンヒの贈り物で怒りを鎮めるシーンは、人間関係の複雑さと、ちょっとしたことで関係が修復される可能性を示唆しているようで、印象に残りました。
つづく