ヒョシムは父親に肝臓を提供するため、手術を受けている。その知らせを聞いた母スンソンは、急いで止めようとするが間に合わない。スンソンは、ヒョシムに手術をさせたヒョソンを責める。
一方、テミンはテヒを連れて刑務所にいるスクヒャンに会いに行く。テヒはスクヒャンに罪の意識があるのか尋ねる。スクヒャンは涙を流し、テヒにテミンの面倒を見て、良い女性を見つけてあげるように頼む。そして、自分と同じ過ちを犯さないようにと伝える。
その後、テヒは同じく刑務所にいるジンソプにも会いに行く。テヒを娘のように思ってきたジンソプは涙を流すが、テヒに二度と会いに来ないでほしいと頼む。
テホはヒョシムと連絡が取れず、非常にストレスを感じている。ヒョソンも休暇を取っており、連絡が取れない。病院では、手術後のヒョシムを皆が手厚く看護しているが、ヒョシムは家族のために犠牲になったことを考え、苦痛を感じている。
家族が帰った後、ヒョシムはテホからのメッセージと電話を確認し、精神的に追い詰められる。その後、父親の病室に行き、父親と妻が一緒にいるのを目撃する。
テホはやっとテサンでヒョソンと連絡が取れ、すぐにヒョシムのいる病院へ向かう。しかし、ヒョシムは病院にはいない。ヒョシムは一人になるために海辺へ向かう。その頃、ヒョジュンは司法試験に合格し、ミリとスンソンに喜びの報告をする。
その後、テホはヒョシムの同僚から彼女の居場所を聞き出し、急いで彼女を訪ねて海辺で再会する。テホはヒョシムに手術のことをなぜ話さなかったのかと問い詰めるが、ヒョシムは話せば手術を受けさせてもらえなかっただろうと言う。
翌朝、ヒョシムはテホが寝ている間に手紙を書き、それをベッドの近くに置いて去っていく。
第50話の感想
「ヒョシムの独立奮闘記」第50話は、ヒョシムの自己犠牲と家族の絆、そしてそれぞれのキャラクターの成長と変化が描かれた回でした。
ヒョシムが父親のために肝臓移植手術を受けるという展開は、彼女の家族に対する深い愛情と献身を改めて感じさせました。しかし、その決断が彼女自身の心身に大きな負担をかけていることも明らかになり、見ていて胸が痛みました。特に、テホからの連絡を確かめて精神的に追い詰められるシーンや、父親と母親が一緒にいる姿を目の当たりにするシーンは、ヒョシムの孤独と苦悩が痛烈に伝わってきました。
一方、テホはヒョシムと連絡が取れず、彼女を心配する様子が描かれており、2人の関係性の変化と深まりを感じさせます。ヒョシムが一人で海辺へ向かったことを知り、彼女を追いかけるテホの姿からは、彼女を支えたいという強い思いが伝わってきました。
また、刑務所にいるスクヒャンとテヒ、ジンソプとテヒの面会シーンは、過去の過ちと向き合い、それぞれの思いを伝える感動的な場面でした。特に、ジンソプがテヒを娘のように思っていたこと、そしてテヒに二度と会いに来ないでほしいと頼むシーンは涙なしには見られませんでした。
つづく